「月 宇宙」を含む小説

宇宙歴三百六十二年。 『うさぎが餅つきしている姿が見えると聞いていたがどこにいる！』 『超古典にあるように満月のときには魅惑的な白い姿が見られると思ったのに、どうしてカラフルな…

1969年7月21日、少年・中野健は商店街のテレビでアポロ11号の月面着陸を見つめていた。 英語はわからなくても、その瞬間が「人類が月に立った」歴史的な出来事だと、本能で理解した…

１１月１日より、第三部開始。 ■はじめに（初見の方に向けて） 『配信者』という仕組みのお陰で単独で通用するシーンが多い三部から読むのが、もしかしたら一番面白いかも知れません。初…

開拓星系で小さな盗みを繰り返す小物宙賊“銀蠅”。 ある時、人類の天敵“ゼノフォボス”を倒す船団のキャプテンになりたいと息巻く少女が船に乗り込んでくる。 夢物語を語る少女を鬱陶…

　かつて月に栄華を誇ったアトランティス文明は、科学の追求の果てに「破壊の炎」と呼ばれる宇宙戦争に巻き込まれ、故郷を失った。 　生き残った人々は南極に移住し、科学を発展させて都市文…

ショートショートです。 地球を観光地として推薦できるか、長年定点観測を続けてきたポーポー星人。2060年の10月最終日、ついに「妖怪も悪魔もいなくなった」と判断し、東京・渋谷に降…

マゼラン号、それは数人の宇宙飛行士を乗せたロケットの名称。月へと向かって航行していた彼らだったが、突如として通信が途絶える。誰もが、乗組員は帰らぬ人となったと思っていた。 「マ…

居場所のない孤独な13歳の少女リナ。 満月の夜、公園のブランコで「星見の衣」を纏い、彼女の運命は一変する。 「大変だ！月が遅刻してしまう！」 そう話すのは、お団子が大好きな…

時代は今から数百年後の世界。 人類は愚かな1週間戦争という戦争が行われ、その混乱を民主主義では対応できず。軍人による政治が行われた。そして旧アメリカなどの海洋国家を主体とした海洋…

「月が綺麗ですね✨」「うん、そうだねえ」 ――完全復活した宇宙人といっしょに夜のお散歩(※なお、地面に足はつかない)をする話です。時間軸としては『不思議な』の後あたり。 イメー…

令和３年１２月１日、東アジアに位置する島嶼圀華倭（やまと）朝の姫君・愛宮内親王殿下は成人になられた。だが、その心中は揺れていた。圀民の多勢は女帝の誕生を望んでゐるにも係はらず、圀…

ある日、文化祭の準備をしていたオタクの「江末斧月」は全校集会に現れたおばちゃんの術により迷宮に囚われてしまう。そこに現われるモンスター！同行者はワガママ放題、武器はまさかのコスプ…

　宇宙開発時代、人類が放射線に打ち勝つために選んだ選択肢。 　いま、その過ぎた選択肢に選ばれた人間を乗せた宇宙船は、月へと近づきつつあった。

「よし、決めたわ！わたし、世界を滅ぼすわ！」。突如現れたのは、白いセーラー服に身を包んだ自称「月のお姫様」だ。彼女は僕を、世界を滅ぼすという奇妙な計画に誘う。異様な日常が始まった…

人類は2027年8月7日に再び月に降り立ち、さらに8年後には火星にも足を踏み入れた。それから早16年。 だがある日、宇宙無人探査機"AURORA"が突如行方不明に。地球では謎の超…

46億年向かい合い続ける二人の物語。

宇宙を目指した猫。卵を温めるカッコウ。鹿を育てるライオン。故郷を捨てた伝書鳩。 声なく月を見上げる蝉。ビー玉に魅せられた蟻。 恋しく愛しく想える彼らは、恋愛を知っている。

ある夜、ユウくんはおじいちゃんにもらった小さな望遠鏡をのぞきます。 クレーターの月やきらめく星座は、ふしぎな姿に変わり、まるで物語の世界のよう。 そして望遠鏡が虹色に光ったとき、…

古代の伝説によると、地球の四隅には13個の水晶の頭蓋骨が散らばっているという。それらが再び一つになった時、宇宙の秘密が明かされ…天界への道が開かれるという。 太陽のケーンと月の…

木星の中心部に存在するとされる超空間ゲートへ飛び込んだカハルルィーク博士は、その亜光速宇宙船だけが帰還した。 その船には地球外生命体・ケイ素古細菌界ＤＩＳＥ古細菌門のサンプルイン…