「少し」を含む小説

※過剰な虫の表現はありませんが、 　苦手な方は見ないでください。 ――――――――――――――――――――― 虫と話せる（気がする）可愛い先輩に誘われ、 非公式な部活「昆虫観…

オルスランド王国の王女キジカは王と妾との間に産まれた、婚外子であった。 しかし、それは民衆には知らされておらず。 それだけならばここまでの迫害を受ける事は無かったのだが。 彼…

　放課後の美術室。美術部員の僕はただ一人、キャンバスに向き合っていた。 　描くのは一匹の猫の絵。色んな角度から、既に何枚も猫の絵を描きあげている。 　猫の名前は「カリン」。少し前…

　事故で両親を亡くした主人公は妹と二人で暮らしていた。 　いつしか主人公にとって、年齢の離れている妹は親の代わりに守る存在に変化していた。 　そんなある日、家の中にいると突然…

風邪で寝込んでいると、お見舞いに来てくれたのは、いつも行く喫茶店の店長。 手にはスープとパン、そして少し照れた笑顔。 心が温かくなる、静かな午後の小さな出来事。

工業化が進み、灰で煤けた地上。 その上空には花が咲いている。 この世で最も強く美しい“花御子”という種族に翻弄される地上を描く、幻想的バトルファンタジー！ （現在、公開済のも…

至って普通の男子高校生、本堂 正也(ほんどうまさや)は約一ヶ月間付き合っていたクラスメイトの美少女から実は罰ゲームで嘘コクしたのだとデートの最後にそのように告げられて別れた。 …

和菓子屋で働く女性は毎朝欠かさずお参りする小さな神社。その境内で出会ったのは、カランコロンと下駄の音を響かせる和装の青年。 ただ挨拶を交わすだけの時間が、少しずつ心を温めていく。…

　少し前に奮発した布団。 　その話をすると、助手が食いついた。 　KAC2025 第五弾「天下無双・ダンス・布団」に挑戦。

　好きな人との電話中、事件は起きた。静寂を破る、謎の音。 　眠れぬ夜を過ごし、スマホの検索履歴はあるワード一色に。予測変換にまで汚染され、私の乙女心は風前の灯火！ 　親友に相談す…

夏だけの詩を集めました。 毎年ほんの少しづつ 夏色のガラスを　拾い　飾るように 夏の詩　増えてったらいいなあ 良かったら覗いてみてください そして季節更新ものなので フォロー…

2069年、AI至上主義社会と呼ばれるようになって早20年が経っていた。 今や各分野でAIが取り入れられるようになり、AIが人の未来を左右する。 その代表格となっているAGI（…

主人公のハデルは施設育ちの冒険者。　 両親のいないハデルにとって施設の子達は家族の様に大切な存在だ。 だが、そんな大切な施設がなくなってしまうと言う話をマザーテージーから聞かされ…

人類の月面移住が始まった近未来。 西暦2050年。日本基地では実験的に一般公募の移民を開始した。 その候補に選ばれたのは男女八人。 私こと那月純、芹蕗悠、折川亜蘭、浦清水真斗、…

枕元にある赤いボタン。 それを押せば、このクソみたいな世界は終わる。

地元の食堂で、六十代の「お母さん」と四十歳近い「僕」が久しぶりに向かい合う。 値段を見て少し高いと感じながらも、僕はいつものように、理由もなく「もつ煮定食」を注文する。大好物とい…

ゾンビウイルスに感染した「わたし」は、 恋人・敏夫の研究施設に隔離され、実験対象として生き続けている。 身体も記憶も少しずつ崩れていく中で、 それでも彼に迷惑をかけまいと「いい…

梅雨のじめじめとした朝、高校生の井川楓はいつもの通学路を歩いていた。突然、目の前の校舎屋上からクラスメイトの雛川小夜が飛び降りる。落下する雛川と井川の視線が交錯し、その無関心で諦…

事件に巻き込まれたこともなく、異世界に転生したこともない。 それでもこの半年、私の周りには「知らなかったこと」が静かに増えていった。 通販で見かけた琉球ガラスのブレスレット。 …

　春から高校生になった松村 蒼汰(まつむら そうた)は、新しい出会いに期待を寄せながら初めて高校に登校した。しかし教室に入ると、クラスメイトになった宇月明澄(うづきあすみ)にいき…