「本屋」を含む小説

白い新種のチワワ犬のアレキサンダーは、本屋で、しがない店員をしているが、成金を目指していた。本屋のおじいに拾われたという恩をとっくに忘れ、おじいと縁を切るのを目標に今日も成金の手…

珍しい白い花を咲かせる花畑がある。立ち寄った本屋でそんな情報を知ったエルフのベルは道中降られそうになった雨を凌ぐため立ち寄った消滅集落で、記憶喪失の少女と出会う。帰る家もわからな…

地元から遠い本屋で同じ作家が好きな女性と巡り合った彼が――。 海外転職を手に入れた彼女に、再会しようと努力する意味はあるのだろうか。

人気アイドルグループ『グリッター☆グリッター』のセンターである佐原凜の処女作『罪とバグ』は、芥川賞、直木賞、本屋大賞の三冠にノミネートされるバグった持ち上げ方をされ、”罪バグ現象…

高校生の光一が目を覚ますと、辺り一面、遠浅の海が”水の砂漠”のように広がっていた。岸辺に辿りついた光一は、そこで暮らしていた少女にやや強引に勧められ、「新しい暮らし」を求める旅に…

前回「音占い」「貴方のご相談の音をお聞かせください」1 の、主人公川村風花が慕う先輩、谷口修二の目線からの物語です。 📚 本を愛し、静かな時間を大切にしてきた谷口修二。 気がつけ…

私は非凡であり、それでいて平凡だ。 勉強ができて、運動ができ、友達も多く、性格も悪くない。よく好かれるし告白もされる。他校から美人の女子がいると噂されたり、スカウトされたり。能力…

そこには、本屋さんがありました。 何処にあるのかも、どうやって来るのかも、分からないけれど。 けれど確かに、あるのです。 そんな本屋さんと、とある学生さんのちょっとしたお話…

読書好きな中学生、神沢美蕾は、飴を舐めている間だけ未来へタイムスリップできるという不思議な能力を持っていた。しかし臆病な美蕾はそんな能力を使うこともなく、放課後の図書室に入り浸っ…

自分の好きって何だろう、と思った時、思い浮かんだのが本だった。 遊ぶこともそっちのけで探し回り、司書の資格を取るほどに好きなもの。 こちらはその独り言です。

「何かお探しですか？」王都一と名高いローズリー書店で困っていたイレーネは、声をかけてきた優しそうな店員についつい悩みを打ち明ける。婚約破棄を言い出した相手アルフォンソに『愛の証明…

こんにちわ藤咲美来です。 いつもお読みいただきありがとうございます。 自分に自信が持てず、空元気で、占いを拠り所に 生きてきたOL川村風花。 偶然出会った、名前と生年月日を打ち込…

無言で接客をする事で定評のある本屋の店長の話。 無言だけど、全く仕事をしないとかそういうわけではなくて、無言ながら必死に頑張っている。 でも、そんな状態が続く中、一つの出会いで彼…

世の中にはたくさんの意味が転がっている。 本屋に並ぶ膨大な量のタイトルを見て思う。 世界はこんなにも意味に溢れている。

あなたが寂れた本屋に足を運ぶなら、その目的は？

そう遠くない未来の話。「バウアー図書館記念館」には図書館にまつわるうわさがあった。過去の『統制の時代』に、禁書とされた大量の紙の本を隠した『バウアー館長の隠し書庫』のうわさである…

春のはじまり。 いつもよりちょっと気合いを入れて、おしゃれをしてみた朝。 だけど澄（すみ）には「エロい」なんて言われちゃって、 顔がまっかになって、思わず叩いた――やわらかく。 …

海辺の小さな本屋。 あまり本を読まないおれだが、母親につれられて仕方がなく来た。すると、ふと珍しいタイトルの本を見つけた。「最後の一球」という本だ。これは高校一年で野球部のおれで…

Sly me. 見ることと見ないこと、狡賢い『俺』の小説。 南浦和にある本屋さん・ゆとぴやぶっくすさんのZINEイベント『ZINE PAL』で無料配布した、短編小説です。