「小説の世界へ」を含む小説

ここはどこだ。青い塊を見上げて呟く言葉は、いつも同じだった。いつからここに、いつまでここに。答える声はない。ただ、青い物体は決まって顔をのぞかせるし、決まって沈んでしまう。 俺の…

たまには仕事を忘れて無限に牛丼食いたいよな。なあ、そうだろ？（強制） LINEオープンチャットの小説創作で書いてた即興小説です。お題はタイトルの通り「無限牛丼」でした。今にして思…

即興小説トレーニングで書いたグルメ小説。お題：絡み合う妖怪。拙作、神仙グルメのうち寅の兄ちゃんと辰の姉ちゃんが仲良く（）ご飯を食べているところを想定しました。

カクヨムコンテストに応募した短編の長編バージョンです。短編部門の応募作はあくまでも序章的な部分で、主人公の異世界冒険譚は実質的な第1章にあたる『匂い立つ異世界は男の楽園か？』より…

凶暴な戦いの中で覚醒した尊の魔力。しかし、ただ強いだけでは意味が無い。制御出来なければ宝の持ち腐れでしかない──そんな思いを胸に、仲間たちの力を借りながら鍛錬を重ねていく。

迫害を受けた少数民族の村に生まれたティオ。少年は、ある帝国の皇帝の息子と出会い、運命が大きく動き出す。政治や宗教、民族間の壁を乗り越え、ティオは平等な世界を目指して戦う。しかし、…

目立たず、評価もされず、誰にも必要とされないまま働き続けた男・一志遥真（いちし・はるま）。 静かに人生を蓄え、ようやく辿り着いたのは、“選べる世界”だった。

テーマパークの元気いっぱい歌唱アンドロイド『Λ-canta（ラムダ・カンタ）』は、10年間ずっと完璧な歌唱でみんなを笑顔にしてきた。 しかし、減価償却を迎え引退しスクラップ行きの…

異世界転生した元ラノベ作家・久慈川龍矢は、目覚めた瞬間、『ウ●チ』を漏らしていた。 そこは“言葉が魔法となる”異世界ルクシエル＝ヴァルド。 魔法の詠唱が長ければ長いほど強くなる…

神が住むとされる島・天水（てんすい）。 それを空に擁する大地・楔原（せつげん）。 その北限の小さな村に、今年最初の雪が降る。 村で育った少年・由稀（ゆうき）は、森でひどく美し…

夜空に浮かぶ二つの月——金の月ソルと、銀の月ルナ。 それぞれの光に守られた世界で、少年カナタと少女シオリは出会った。 互いの姿を知らず、声だけを通して心を通わせていく二人。 だが…

ある春の日に出会ったのは， 1匹の蜘蛛の子と、たんぽぽの花びら、子猫，しじみ蝶さん。 それぞれの旅立ちが近づいてきて…

イストワール王国とは……。リュンヌ神が、創造した精霊世界リテリュスにある七大陸で一番大きな大陸に鎮座する軍事大国の名前だ。リュンヌ神が、天界へと入滅した後に人類独立の証として旗揚…

アンデルセンが描いた「罰」に、もうひとつの可能性を―― 北欧生まれのアンデルセンの童話、「パンをふんだ娘」を北欧神話のモチーフとともに再構築した、新しい寓話。

日本にダンジョンが現れた。 だが小説のように人間は強くなれなかった。 魔法も無い、銃弾も爆弾も効かない。 ダンジョンから出てきたゴブリンに蹂躙され、ホーンラビットから逃げ回る日常…

コンプレックスだった黒騎士という名前をネタから昇華させた男のお話。

20XX年、人間に捕食され続けたグラタンは、ついに人間に向かって熱々チーズの牙を向いた。 グラタンに滅ぼされかけた人類は、今——。

王宮に仕えていた聖女マナは、偉大な大聖女であった母と比べられ「落ちこぼれの聖女」と呼ばれる日々を過ごしていた。 耐え忍んで聖女の役目を果たしていたある日、二十年前にマナの母の力…

深夜1時に王城の中央階段の踊り場にある鏡を見ると未来の自分が見えるという噂を聞いたヴェリテーゼ王国の第一王女アリシアは自分の未来を知りたいという気持ちから興味本位で1時に中央階段…

現代日本の高校生、世田谷和人は夢の中で異世界「アンドルージェ」に転移し、獣人王国の第3王子ガルク・アリアとして転生する。彼は夢の中では「聖剣の勇者」として活躍し、現実世界では肉体…