「忘れて」を含む小説

Xにて投稿した140字小説まとめ。投稿済み作品5編に未投稿作品1編のおまけ付き。サクッと読んでサラッと忘れて、でも何だか少し気になって、またフラッと読みに来てもらえると嬉しいです。

突然だが、私の家は少し変わっている。 ――「心霊」というものが、妙に身近にあったのだ。 母が、いわゆる「霊感」を持っていて、日常の中で“普通じゃない出来事”に触れることが多か…

この物語は、一人の少年が“好き”という気持ちに突き動かされ、世界の広がる瞬間に出会った記録です。インターネットもスマホもない時代、雑誌の記事一つに胸を震わせ、友の情熱に背中を押さ…

あの夏の日。 その日差しは、私が見たどんな空よりも青かった。 子供の頃に感じた、世界の広大さと無垢な希望を象徴するような青だ。 しかし、あれからおよそ10年、私の心はあの頃の空の…

両親の仕事の都合により、とある島へとやって来た少年・五十嵐祐人。島の名は「霧人島」。素朴な自然が溢れる静かで平和な島だ。島の高校へと転校した祐人は、持ち前の陽気でマイペースな性格…

中学生編から読んでみれば流れが掴めます。 中学三年生編から読んでみて「ん？？」って思ったは小中学生編の「番外編」を読んでみたら少しは「ん？？」っていうのがなくなると思います。 …

平凡な日々を送っていた俺は、ある日4人の男女に出会った。 その瞬間、忘れていたはずの壮大な記憶がよみがえる――。 舞台は全てを超越する神の世界『天越宇宙（オメガバース）』。…

【️80,000PV突破感謝！】月曜日 5:00投稿 　読書好きの女子高生は18歳の夏、海で起こった事故によって溺れて命を落とした。 　しかし次に目を覚ますと全く見覚えのない場…

世界が滅び、声だけが空に残った。 青年ナギは廃墟でラジオを続ける、名もなき放送者。 誰に届くとも知れぬ声を電波に乗せ、ひとりきりで語り続けていた。 ある日、空から墜ちてきたのは…

そんなに伸びるものでは無いと思うので週1投稿でやっていくつもりです！ この物語は、【自称脳みそ小学生】が【頭のネジが遥か彼方に飛んで行った、リア友】 と一緒に書いた作品になってい…

魔導師が幅を利かせる大陸、エンゼイア。魔導学園が鎬を削るこの世界において、最悪の評判を受けて「底辺の中の底辺」「国の汚点」とまで言われた通称赤色の学園、アトラスゲイル。 ダメ貴族…

日本から召喚され、革命を起こした勇者は英雄か？独裁者か？　 19.20世紀ヨーロッパを彷彿とさせる異世界エウロディア。その列強の一角、ウィレーツェル連邦は勇者として日本から召喚…

男子大学生の城島九里香（きじまくりか）は、幼少の経験や毎夜届く無言電話によって重度の不眠症を患っていた。 ある日、不可思議な夢と共に無言電話の正体を知った九里香。同時に、彼の自宅…

剣と魔法の大陸〈レメルネア〉。 人々は生きた迷宮〈ダンジョン〉を糧に生きる。 新進気鋭の冒険者パーティー《ロストエンド》は順調に成果を上げていった。 仲間を守るために戦ったはずの…

街から少し離れた橋の下。 高校生の俊樹は、仲間と酒を飲みながら夜を潰していた。 そこで出会ったのは、説教も同情もしない、風変わりなホームレスの老人だった。 夢の話を軽く交わし、…

駅から少し離れたどこかの街角に、古びた喫茶店がひとつ。 地図にも検索にもほとんど出てこない。 その店に辿り着くのはたいてい「誰かに話を聞いてほしいのに、誰に話せばいいか分からない…

いろんな意味で怖い話を集めた1話完結の短編集。気が向いたら書き足していくので、更新は不定期です。 目次（自分でも何を書いたか忘れそうなので） #039 クリスマスイブの夜にサンタ…

新人鍼灸師・杉山あかりは、総合病院の東洋医学科で働き始めたばかり。 人に触れ、寄り添う医療を信じながらも、現代医療の現場で自分の未熟さに揺れている。 彼女の指導役は、 東洋医学と…

平々凡々の女子中学生・美空はある日、ある紳士に誘われ、不思議な場所に足を踏み入れる。 そこにいたのは、縄文、弥生などの擬人化達十七人。 擬人化男子達は美空本人さえ知らないある秘密…

岩倉結城は、執筆を憎んでいた。 かつてその才能で伝説的な人気を誇ったことなどおくびにも出さず、彼は「何者でもない」自分になるために大学の門をくぐった。 だが、一枚のイラストが、…