「お題フェス１１」を含む小説

外資系コンサルで働く34歳の沙織は、完璧なキャリアウーマンとして周囲から羨望の眼差しを受けていた。しかし、彼女が毎晩感じているのは、自分が空気に溶けて消えてしまいそうな、耐えがた…

【カクヨムコンテスト11短編小説応募作品】 正義のつもりで行った行動は、誰を救ったのだろうか。 高校生の「俺」は、いじめを止めるために暴力を振るい、逆に悪と断じられる。やがて被…

　スマホを忘れただけなのに…… 　その先にある未知は、まるで異世界を冒険するようだった 　――いや過去に戻っただけなんだけど

ついてくる、ついてくる。 どこへ逃げても隠れても。 これはぼくが、消えない「それ」と出会った日の短い物語。

　志島メイは、高台の上から世界を見下ろしていた。 　異常な気候の変化によって訪れようとしている、この星の終わり。上昇する海面に呑まれた地上に何処か郷愁さえ覚える。 　すべてを諦め…

多量の火山灰の降灰より一夜にして崩壊した都市、東京。そこには1000万の残された人々がいた。しかし政府は秘密裏に東京23区を隔離し、そこから出る人間の一切を射殺した。 闇に潜み…

読むたびに、物語が増えている——。 写本修復士の紙屋遥のもとに、一冊の写本が持ち込まれた。「夜見草子」。 どの目録にも載っていない、存在しないはずの御伽草子。 黄泉の国へ降り、…

役所帰りの達郎は帰宅途中、迷子の女の子を見つけて助けようとするが……

私は怠け者である 腰はいつだって重い そんな私をパワフルに振り回してくれる存在をご紹介します

チェロを弾くかほ。音楽は未知数だ。

本質的な人間の業を、人工知能が受け継いでくれるか？

2026年、遺伝子編集技術が完成した世界。誰もが「完璧な美」を持って生まれてくる時代に、私・月島るなは、編集を一度も受けていない「天然物（ナチュラル）」として存在している。 左…

お題「未知」です。 クラスの美少年みちるくんは、ジャンケンのあと、機嫌が悪そう。なんでかな。 「神在月に、神様と契約する」の番外編。 https://kakuyomu.jp/…

私は夜行バスに乗っていた。 行き先は思い出せない。 ただ、夜だけが、まだ続いていた。

ある朝、目覚めた瞬間から、私の世界は変わった。 婚約者が「愛してる」と言った瞬間、鼻を突いたのは焦げ付いたゴムのような悪臭。上司の「期待してるわ」という言葉の裏には、ドブ川のよ…

2026年、AI「ムサシ」は1秒であなたを泣かせる。 国民全員のデバイスに常駐するAIは、心拍数と脳波から「今、最も感動する物語」を即座に生成する。もはや人間が創作する意味はな…

主人公の星はある日突然見えるようになってしまった。 クラスメイトの頭に生えるそのアンテナが。 宇宙人のクラスメイトと、いたって普通な男子高校生のドタバタコメディー的な何か。