「……はずだったのに」を含む小説

仲間たちと共に魔王軍と戦いを繰り広げた勇者ハーレー・ムンガルド。 激闘との果てに遂に魔王を打ち倒すことに成功した彼だったが、その時に負った傷が原因でその場で絶命する。 仲間たちに…

亡き者の愛と未練を辿って旅をする悪魔×墓守を描く、連作短編。 ※ガイドラインに則り、一部話数非公開としています。 以下、『第2回ルビーファンタジーBL小説大賞』応募用あらすじ▼…

『紫電一夕《しでんいっせき》』。 　緑豊かで広大なこの国での今の困り事は、貴族でありながら先祖たちが代々守って来た石城と共に貴族としての役目も放棄しては市民に迷惑をかける一部の貴…

【あらすじ】 　結晶(ゆいあきら)は、ある人物セキエイとの週一回テレフォンセックスに夢中になっていた。お互い恋仲ではなかったが、或る日、アキラはセキエイが行っていた獣の儀により、…

男爵令息レノ・ファーブルは、血の繋がらない養父と義姉と共に静かで穏やかな日々を送っていた。 だがある日、国王補佐官アステル・ヴァレリウスが突然彼の前に現れる。三度の生を記憶すると…

気づいたら人間に飼われていた吾輩。吾輩が街を歩けば、あまりの可愛さに貢物を持ってくるし、泣いている子供も黙る程の美しさ！ 可愛がるのはいいが、どうも人間は過保護すぎるのだ 早く自…

浪人二年目、大学受験に人生を懸けていたはずの天龍宗一郎。 ある日突然の召喚事故に巻き込まれ、気づけば異世界の巨大魔法学園に飛ばされる。 しかも――なぜか「若き天才精霊魔導士」と…

「絶望の楽園」の2です。 前作1ざっくり説明→彗星が落ち一部を除き人類滅亡するが、残された人類はノアの方舟で何とか生き残る。それから時が立ち70年後……あるはずのない島、楽園を見…

大国ヴィーテ=ガスク連合王国の未来を担う人材を育成する名門、王立カルネア学園。軍人や中央官僚を目指して貴族から平民まで、優秀である事を示せば誰もが入学資格をもち、切磋琢磨するその…

公募の都合上、あらすじにはラストまで書いてあります。事前に知りたくない方は、あらすじを読まないで下さい。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 　主人公の貴…

時は大正。かつて天才と持て囃された作家、清水吟。無責任な賞賛と嘲笑に疲れた彼女は、ある日自死を決行。だが、確かに死んだはずなのに生きており、傍らには担当編集の今村がいた。

生真面目な風紀委員長・皆川真白は、屋上へ続く階段で不良と噂の琥太郎を見つける。 注意しても無視され、言い放たれた一言が胸に刺さる――。 次こそ逃がさないと誓った真白だが、今度は彼…

魔法使いの夢見る恋はロマンチカ　のその後のお話です。 書いたのはこっちが先になります。 ≪メインカップリング≫ 攻ːオプシディアン(ディル)(19) 砂漠の大国エリモスの国王。…

　高校２年生の朝日は、学校祭の準備物を探しに行くため、普段は使われていない旧校舎の倉庫へ向かった。 　しかし倉庫のドアが老朽化していたせいで、朝日は運悪く中に閉じ込められてしまう…

　辺境の街にあるギルド。 　ここは詐欺、恐喝、暴行が日常茶飯事に起こる最低最悪のギルド。 　そんな場所に私、アイリスは受付嬢としてやって来た。 　少し前までは王都の超有名ギルド…

今世紀最大の天体ショーだったはずが地球に大きな影響を及ぼすことが解った。残された時間はあと僅か。人それぞれが思いのままに行動を。ここに主人公は存在しません。考え方は自由です。

もし、世界から「たった一つの事実」が消え去り、同じ一日が永遠に繰り返されるとしたら――？ 俺は、退屈な大学の講義室で、終わらない火曜日を繰り返していた。 世界は毎回、午前10時5…

夜の森で、僕は口笛を聞いた。 惹かれたわけじゃない。そう言い訳できれば楽だった。 けれど、その音色に導かれるように、僕は――“弾丸の魔女”と出会ってしまった。 彼女は銃を携え、…

安さに惹かれて引っ越したマンションで、真夜中に「カサカサ」という不気味な音を聞いた麻由。隣は空き部屋のはずなのに、音は日に日に近づき、ついには床下から“それ”が現れる。三年前に行…

どこまでも運が悪い。 ただそれだけのはずだった。 けれど、彼の“災い”には理由があった――。 災厄と偶然が交錯する、不運と奇跡の物語。