今までにいくつかラブコメ等を見てきた人なら、男女二人が閉じ込められるという物語上のシチュエーションを目にしているはず。そして、当然と言えば当然ですが、その突発的な事態に二人とも焦る場合が殆どだと思います。
ですが本作はとても珍しいパターン。
一人で閉じ込められたと思ったら先客がいて、その先客は非常に落ち着いているのです。
その先客であるヒロインは、どんな事態にも驚かないような超然とした存在なのか?
と思いつつ読み進めてみると、落ち着いた言動の中にも可愛らしさや人間らしさが見えてきます。またヒロインの反応が薄いからこそ、どこまでがセーフでどこからがアウトか分かり難いという甘い緊張感もあり、良かったです。
不幸なアクシデントから始まる本作ですが、そこで出会ったのが『この二人』だったゆえに、最高にハッピーな物語を見せてくれます。
もし入ってきたのが主人公以外だったらヒロインの反応はどうだったのか……と悪い妄想をするのも、ある意味たまりません(ゲス顔)。