『クロスポイント』は、「人生の分岐点って、こんなふうに静かにやって来るんだよな」としみじみ思わせてくれる、ささやかな出来事を丁寧にすくい上げた短編です 📖✨
印象的なのは、登場人物たちの「揺れ」の描き方です。今の仕事、この街、この人間関係――どれも“間違いではない”けれど、「もし別の選択をしていたら?」という思いがふと頭をよぎる 🌙💭
その揺れを、作者はドラマチックに煽るのではなく、信号待ちの時間や、ふと見上げた空、すれ違う人の横顔といった“日常の断片”にそっと重ねていきます 🚶♀️🚶♂️
また、人物同士の距離感がとても心地いいです。一瞬の交差を「クロスポイント」として切り取る視線が、とてもラグランジュ先生らしい静けさと透明感を帯びていました 🌉✨
文章も過不足がなく、説明しすぎないのに情景がきちんと立ち上がるタイプで、読む側に “考える余白” を残してくれます 🚃🌆