「終わらへん」を含む小説

王都の薬局で薬師をしている魔女見習いのロゼッタ・ジェーン。 厳しいが優しい師匠、おっとりやさんで頼りになる姉弟子と共に毎日修行に励んでいた。 ある日、王宮に薬の配達受注にでかけ…

【1550PV感謝！】全国大会常連校の四井橋北中学校、通称「四北（よつきた）」の吹奏楽部に主人公の武内 真生は入部する。終わらない練習、男子部員は少なく、パートの先輩もスパルタ……

放課後の町には、 “おかしな噂”が増えていた。 駅前に立つ誰かの影。 夜になると揺れるはずのないブランコ。 ひとりで歩いているのに、 足音の数がひとつ増える──。 姫神小春は…

神の教えの下、魔族を殲滅する「聖戦」に従事していた白魔道士の青年、イオ。 しかし彼は戦場で声を持たぬはずの魔族たちが発する悲痛な「魂の声」を聞いてしまう。 『痛い、助けて』『なぜ…

　陰陽師の藤は国王から命を狙われ、赤髪の女性である自分の正体を隠して、茶髪の男性の陰陽師として生き延びていた。 　かつて藤は、赤髪の女陰陽師「梗」として生きていた。 　しかし、最…

転校を繰り返し、様々なレッテルを貼られた原体験から、人の「顔」が集団の都合で作られることを研究する文化人類学者、湖上皓介。彼の研究は、人の内面を光彩（アウラ）として可視化する近未…

魔王は死んだ！！　勇者ソフィアによって打ち倒されたのだ！！　世界には平和が訪れた！！　戦いの中で散っていったすべての仲間に祝福を！！　だが、勇者ソフィアの旅はまだ終わらない！！　…

蒼い月の夜――荊棘の館の主が語るのは かつて滅びた星落の都《セレストリア》にまつわる“記憶”の物語。 世界を終わらせると伝えられた禁書《零の書》。 その封印が、悠久の書架都市ア…

〇あらすじ（ネタバレなし） 高度な演算が「魔法」として扱われる世界。戦争は脳波で遠隔操作されるAO（自律機動兵器）による「代理戦争」と化し、人間の痛みはフィルタリングされていた。…

幼い頃から病弱だった友人・綿音を亡くして以来、薊蓮は彼女の遺髪を肌身離さず持ち歩いていた。 「ずっと愛して。私が支えるから」——綿音の遺言は、やがて呪いのように薊蓮の心を縛って…

蒸し暑い7月の午後、大手Webホスティング会社「CyberSpace」の監視ルームで、アラート音が鳴り響いた。10台、50台、100台……サーバーが次々と「正常」から「異常」へと…

かつて得点王にも輝いたサッカー選手、大城直紀は翌月行われる引退試合に、同期でライバルでもあった常磐大輔に相手として出てくれないかと持ちかける。 大輔も久しぶりの直紀との試合を快…

光と陰 誰しもがきっと持っている。 そんなあなたに、送る物語。 これは、私の25年間の人生です。 長いようでまだまだ短い、そんな私の独り言を聞いていってください。 …

冬休みが始まる前夜、私は終わらない世界を憂いた。 日常系短編ジュブナイルになります。 よろしければこちらもどうぞ。彼女たちの前日譚的なものです。 https://kakuyom…

１０００年振りに蘇った”最強最悪の魔王”。 その正体は”正義のヒーロー”である。 かつてテレビの中で戦うヒーローに強い憧れを持っていた少年は、その夢をバカにされたことで行動を起…

＊Ｘ（旧Twitter）にて挿絵を公開中です。 　幼い頃に交わした結婚の約束。それはレティシア・プライムにとって、純粋で輝かしい初恋の記憶だった。しかし時が経ち、彼女が…

幼い頃から病弱だった友人・綿音を亡くして以来、薊蓮は彼女の遺髪を肌身離さず持ち歩いていた。 「ずっと愛して。私が支えるから」——綿音の遺言は、やがて呪いのように薊蓮の心を縛って…

朱夏編第一話全二八章、完結。 ※青春編あらすじ 　スクールカースト上位のギャル柊笑苗は、連れたちとのカードゲームに大負けし、罰ゲームとしてクラスの男子に告白して十日間付き合うこ…

聖女メルティナは、何度も死に戻り、断罪の場を繰り返している。 いわれなき罪に問われ、辺境へ追放が決まるメルティナ。だがそれは、国王マルケスが隣国と秘密裏に交わした取り引きの果てに…

道路工事が終わらない街。フェンスは毎晩、場所を変える。真夜中のロータリーで消えた男を見た語り手は、都市が「修理」ではなく「食事」をしていると語る。少しずつ無機物へ変わっていく身体…