「時代・歴史」を含む小説

気弱でヘタレ、しかし霊が見える男子高校生、佐藤晴樹(さとうはるき)は、今日も「普通」の生活を静かに過ごしていた。そんな夏の日、晴樹の学校に女子に大人気の若手イケメン歴史教師の橘輝…

現代日本。交通誘導の警備員たちが屋外で研修中、突然、戦国時代にタイムスリップ！美濃国の戦国大名 斎藤道三に捕らえられた５人の警備員たちは、どうなってしまうのか！？

江戸・根津の町。 貧しい徒士（かち）の家に生まれた十九歳の六之助は、 両親を失い、兄・義之助と幼い頃から支え合って生きてきた。 だが兄は、家族を守るために裏社会の世界へと堕ち、…

小説現代長編新人賞応募作（落選後、加筆修正済） 完結済 絶対君主として天下に君臨した「無類の上」、室町幕府６代将軍足利義教は、「戦のない世を作る」という理想を掲げ、鎌倉公方や南…

野盗に怯える農村。 頼るは、名を捨て誇りを失った三人の浪人。 その後ろを追うのは、剣も握れぬ十四の少年・宗次郎。 斬れぬ剣、未熟な心、それでも彼は憧れだけで前に立った。 冷め…

時は平安時代。月の神とある年老いた陰陽師との契約にもとで生まれた銀色の狼の式神「鵬牙(ほうが)」は、何の感情も待たず、何も話せない。ただ主である陰陽師に従って悪霊を祓う日々を送っ…

雅やかなる平安京の深奥に閉じ込められた、少納言家の姫君、小夜。決められた未来と閉鎖的な貴族社会に息苦しさを感じていた彼女の心に、未曽有の疫病が蔓延する都の惨状が、新たな光を灯す。…

「怨霊？　雷神？　天満大自在天神？　いやいや、違いますよ奥さん――」 平安の世、唐と新羅と渤海が三つ巴の情報戦を繰り広げていた時代、日本の命運を背負った一人の男がいた。 その…

曽我物語を適当に解釈。

時は天正13年。豊臣　秀吉は悲願の四国統一を果たした長宗我部　元親に土佐以外の土地をよこすように言ったことから和議が決裂。多くの者は降伏する中、伊予の金子　元宅は抗う意思を示した…

時は慶安五年（1652）六月―― 御所より密かに連れ出された一子、その名は“真名井”。 託されたのは、七曜の忍びと呼ばれる影の者たちだった。 迫るは幕府の隠密、果ては甲賀の刺客…

※時代設定の都合上、作中では現代の基準において不適切な言動があります。それにより気分を害される方はご覧にならない事をおすすめします。 　とある男性にのみ致死性を発揮する未知の伝…

甲子夜話の現代語訳をしつつ、ちょくちょくコメント解説なんかできればなっていう。 ＊試行錯誤しながら始めるので、こうしたらいいよとかご意見ありましたら歓迎です。 甲子夜話： 平戸…

盗賊に悩まされる村があった。 その村が護衛のために侍を募集したところ、思いがけず百人集まった。 その中には大した理由もなく「なんとなく」で参加した者もいる。 その侍・安倍蒼…

現代までに誤った時代の流れを正しく改め、最初からしてはならなかった事は食い止め、最初からすべきだった事は即実行、その為にとある組織から終戦直後にタイムリープして国と世界と歴史を改…

　ジャパング魔法国の大魔法師ザブロは、人生を賭けた大魔法の最後の仕上げに取り掛かっていた。 　しかし、魔法の失敗により戦国時代の日本へ転生したザブロは、美濃に住む農民の子さぶろう…

天平勝宝元年、奈良の都に舞う散華の中で―― 豊前国・宇佐八幡宮の女禰宜、大神杜女は完成した大仏礼拝のため都へ上る。 栄華の中で演じる巫女の仮面、その裏には、逃げ出したいほどの苦悩…

いずれの御時にか、近衛大将が清涼殿を焼く事ありけり。 ──帝の即位時に起きた火災は龍に救われた。しかし、その帝の治世の終わりに旱魃が京の都を襲う。 高僧のお告げでは「龍呼ぶ妃」が…

主人公は激務に疲れ、昼休みに和室の休憩室でひと眠り。目が覚めると、そこは――戦国時代の茶室だった！ いきなり織田信長に「抹茶を点てろ」と命じられるも、茶道の知識など皆無。 必死の…

「寧々さん、藤吉郎を振る！」のこぼれ話をここに集めました。主にギフトを頂いた方へのお礼として、近況ノートに書いていた話が中心となっていますが、書下ろしのお話もございます。 なお…