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概要
──なるほど。つまりおれは彼らの良心であるのだ。(本文抜粋・贄)
火の神を祀る村の贄として、山巓で磔にされ燃やされる男の、死ぬ直前までの己の人間という猜疑と死への狂気的たる心情を描く。(贄) 群馬の国語教師・了介は、同僚の植村の誘いで沼へ鴨狩に行く。群れの中から一疋ずつ射落としていく己の腕前に喜ぶ植村を隣に、了介は静を突き破って彼らを撃つことに躊躇いを感じる。彼らは生きるために群れ、群れたために恰好好く個として撰ばれて死ぬ矛盾さを描く。(鴨狩)など、生と死についての苦悩と悲劇を描く表題作二篇に加え、著者初期作を合わせた五篇を収録。
鵞鳥。──たくさんいつしよにゐるので、自分を見失はないために啼いてゐます。(三好達治『測量船・春』より)
・細目・
鹿打/犬鷲/贄/俗譚/鴨狩
鵞鳥。──たくさんいつしよにゐるので、自分を見失はないために啼いてゐます。(三好達治『測量船・春』より)
・細目・
鹿打/犬鷲/贄/俗譚/鴨狩
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