概要

魔王軍よ、道を開けよ。一万石の大名行列、まかり通る!
江戸への参勤の道中、深い霧を抜けた先は魔獣が跋扈する異世界だった――。

​迷い込んだのは、若干20歳の聡明な大名・松平信孝率いる徳川譜代一万石の小藩一行。
剣と魔法が支配する理不尽な世界で、彼らが武器にするのは「江戸の規律」と「武士の意地」。

家中随一の剣客、二刀流使い・松林源吾の剣技が魔を断ち、算盤を弾く家老・前田主馬が異界の地を「開墾」する。

​見知らぬ異国(異世界)で苦闘する松平家を支えるのは、松平家より先に転移していた現代JK・原田雪乃。現代語、時代劇や古文で覚えた程度の古語、異世界語を交えた怪しい通訳として獅子奮迅の活躍。
そして松平家一行は城塞都市の騎士団と共に魔王軍との決戦へ。

「これは公儀の御用である」

泰平の世に磨かれた合理性と矜持を胸に、小さな大名行列の前代未聞の進軍が、今始まる。

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