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概要
今年も同じ酒を用意した。でも、栓に指がかからなかった。
去年の七月、十年以上寄り添った恋人を失った「俺」。記念日に合わせて、二人で開けた日本酒を今年も用意する。だが、栓に指をかけた瞬間、匂いも音もないはずの瓶が記憶を連れてきて、涙が止まらなくなる。片付けられないテーブルと、眠るしかない夜。翌朝、未開封の瓶だけが静かに残っていた。
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