概要

全ての勝利を奪われた男が、敗北の記憶だけで世界を救い直す
鬱ゲー『エターナル・レクイエム』——その世界で最強だった男、"十二使徒"の筆頭ナハト。 神を殺し、世界を救い、すべての敵に勝利した英雄。 ……のはずだった。

気づけば俺は、そのナハトの体で目を覚ましていた。 だが、この体に残る記憶はすべて「敗北」だ。 仲間に負け、敵に負け、一度も勝てなかった全敗の人生。 ゲームの知識では最強のはずなのに、記憶が叫ぶ——お前は弱いと。

もう戦うのはやめだ。辺境の村で、薬師として静かに暮らす。 それだけのつもりだったのに、かつてナハトと共に戦った英傑たちが「弟子入り」と称して押しかけてくる。 なぜか全員、俺の前でだけ泣きそうな顔をする。

——師匠、お願いです。どうか、もう戦わないでください。

記憶は全部嘘だ。だが、嘘だと証明できる者は誰もいない。
  • 連載中11
  • 31,152文字
  • 更新
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