「なんでも買取」というシンプルで強い設定を軸に、人の記憶や未練、後悔といった“目に見えないもの”まで扱っていく発想がとても魅力的な作品です。一話ごとに完結しながらも、店という舞台を通してさまざまな人生の断片が交差していく構成が巧みで、短編でありながら読後にしっかり余韻が残ります。奇抜さに頼らず、人の感情の機微を丁寧にすくい取る筆致が光る、まさに秀作の短編連作。かなりこなれた筆力を持つ作者さんと思います。
品物に付随する全てに込められた恐怖。今後何が出てくるのか楽しみです!
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