すべてを断ち切りたかった
怒りも、恨みも、想いも
なにもかも
仕事は辞めた
それでも足りなかった
もっと遠くに
もっと、もっと
そんな想いが私に海を渡らせた
誰も私のことを知らない
私も誰のことも知らない
異国の地
異国の神
異国の彼
非日常が少しずつ心を溶かしていく
私は再び前を向くことができるのだろうか
意図せず不倫をしてしまった主人公の苦悩と再起を描くヒューマンドラマです。
リアルな描写で冷たい現実を描く冒頭部分。
そこから一転してどこか幻想的な台湾での物語。
冒頭との温度差が、中後半部分をより一層引き立てているように感じます。
台湾に関する知識やイメージを持つ人とそうでない人では、また違った見え方がある作品なのではないかと思います。
異国の地へと逃げ出した主人公の行く末を見届けてみてはいかがでしょうか。