【俺のワイン🍷】

 俺がふかふかのベッドの上で狼狽えていると

その傍らには城の女主人が下着姿で

俺が目覚めるのを待っていた

彼女は俺の頬に優しく手を添えて



 か細くしなやかな指の先で俺の頬を傷付ける

俺の頬から血が滲む

彼女はそれを優しく舌で拭う

『ん……ふ♡』



『若くて 鮮度の高い血ね』

『良いワインが出来そうだわ』

そう言うと 悪魔のような笑みを浮かべて

持っていた鞭で俺を痛めつけて生殺しにした



 そして俺のワイン🍷は城のワインセラーに保存され

抜け殻は城の庭の薔薇の花たちの肥料になった……





『俺のワイン🍷』(おしまい)

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俺のワイン🍷 辛島ノアール @ochobisan

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