派手な出来事は起きないのに、ずっと目が離せなかった。洗濯機の振動や蛍光灯の瞬きが、そのまま思考の鈍さや疲労感と重なっていく。説明しないまま、読者に「感じさせる」書き方がとても静かで強い。最後の一行が、洗濯機なのか自分なのか曖昧なまま残るのが忘れられない。
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