概要
右から二番目の星より、見上げてしまう人がいる。
プラネタリウムの屋上。満月が浮かぶ夜、日枯はフルートの本番を前に、冷たい風と緊張に指を悴ませていた。
音程と音色を整えようとする背後から、柔らかな声が届く。現れたのは、大学生の先輩・空橋玲葉。
「大丈夫」と笑う彼女は、冗談みたいに距離を詰め、ネクタイを結び直し、七色の小さなお守りを手渡した。
星より近いその光に、日枯は気づいてしまう――今夜、自分が向けたい音の行き先を。
音程と音色を整えようとする背後から、柔らかな声が届く。現れたのは、大学生の先輩・空橋玲葉。
「大丈夫」と笑う彼女は、冗談みたいに距離を詰め、ネクタイを結び直し、七色の小さなお守りを手渡した。
星より近いその光に、日枯は気づいてしまう――今夜、自分が向けたい音の行き先を。
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