概要
「君の顔を、ずっと見たかった」視力を取り戻した僕が見た、美しい景色
生まれつき視力がほとんどなかった僕には、幼馴染の琴音がいた。
彼女の声、匂い、温もりは知っていたけど、顔だけは見たことがなかった。
新しい治療で視力を取り戻せるかもしれないと聞いて、僕は迷わず手術を決意した。
理由は一つ。琴音の顔が見たかったから。
そして手術は成功。初めて見た琴音は、想像の何倍も可愛くて——
気づいたら、僕は恋に落ちていた。
ずっと側にいた幼馴染に。
「見えるようになったら、もっと可愛い子を見つけるかもって思ってた」
そう言って泣く琴音に、僕は答える。
「一番可愛いのは、琴音だよ」
見える世界は美しい。
でも一番可愛いのは、琴音その人だった。
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