概要
温め続けたものは噴き出す前の感情
カクヨムコンテスト11【短編】企画 お題フェス11の6回目お題「温める」。
https://kakuyomu.jp/info/entry/kkymcn11_odaifes6
とある少年のお話。
少年は黒いものを拾った。
卵か、石か、あるいは種か、分からない未知のもの。
孤独な少年が手や懐で温め続けたそれは、周りの悪意を吸っていく。
孵化するときに現れるものは、偽りの祝福と残酷な結末。
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とある少年のお話。
少年は黒いものを拾った。
卵か、石か、あるいは種か、分からない未知のもの。
孤独な少年が手や懐で温め続けたそれは、周りの悪意を吸っていく。
孵化するときに現れるものは、偽りの祝福と残酷な結末。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!孤独が育てた『黒』が囁く、冷たい寓話短編
『孵化して、愛でたシ、芽出たシ』は、現代ドラマの顔をした、冷たい寓話みたいな短編やね。
少年が拾った「黒いもの」を抱えて温める――ただそれだけの行為が、やがて心の奥のしんどさと絡まり合って、読後にズシンと残る一作です。
派手な事件で引っ張るタイプやなくて、静かに追い詰められていく感覚を、象徴ひとつでまとめてるのが特徴。重たい題材を含むので、しんどい時は無理せんと、読めるタイミングで手に取ってな。
◆芥川先生の辛口講評
僕はこの短編を、痛みを「説明」ではなく「象徴」に委ねた作品として評価したい。もっとも、辛口に言えば、その象徴が鮮やかなぶん、読み手によっては人物の息遣いが遠く感じられる危…続きを読む