殺し屋のお姉さんを拾った話

路地裏にて

「はぁはぁ…派手にやられちゃったなぁ」

「ボクとしたことが油断したなぁ全員殺ったと思ったらまさか生き残りがいるなんてなぁ…ナイフでの一撃は痛いなぁ」

どさっ(壁に寄りかかって座り込む)

「もう動けないや…でもようやく楽になれる…」

カッカッ (足音)

「なんだ…君は追っ手かい?ちょうどいいやトドメを刺して…ってその見た目からして追っ手では無さそうだけど」

「君、ここからすぐ離れた方がいいよボクは生まれてこの方ずっと裏社会の人間だからね…あんまり関わるべきじゃないよ」

「ほっとけないって…ほっといてくれよボクは疲れたんだよ…」

「この裏稼業も何もかもすべて…」

「わかったかい?ボクのことなんてほっといて…」

「わっ!?何するんだい!?」聞き手がお姉さんをお姫様抱っこして走り出す

「どこへつれてくつもりなんだ!?」

「自分の病院…ってあんたまさかボクを助けるつもりかい!?」

「やめろ!離せって!ボクを死なせてくれって!」

「どうせ助かったとしてもまた裏稼業をしないといけないんだ!そうなるくらいならいっそ死んだほうが…!」

「だからボクを離してくれ…あんな辛いことはもうやなんだ…」

沈黙が続く

そして病院につき

「君になら話てもいいかもしれないな」

「僕だって本当はこんな仕事やりたくないんだよ…」

「だってさ考えてみなよ?人を殺るってのは慣れれる

ものじゃない」

「ボクは親に捨てられたんだよ。そんな時にボクを拾ってくれたのがたまたまこの組織だったんだ」

「それなりに頑張ってきたよ…一応恩があるからね…」

「でもやっぱりボクは組織の駒に過ぎなかったみない

「仕事が終わったらボクを組織が回収しに来るはずなんだよ」

「でもそれが無いってことは…」

「捨てられたんだよ…ボクは…」

「組織にいてもしたく無い殺しの仕事ばかり…ようやく死ねると思ったのに…」

「そんな時に君がボクを助けたんだ。生きてても辛い事ばっかなのに…」


「…なんで泣いてるんだ…?何?そんな辛い思い二度とさせない?」

「俺が幸せにしてみせる?」

「…」

「決めた。そこまで言われたならしょうがねぇ」

「ボク君についてってみるよ。君には助けてもらった恩があるからね」

「でも幸せにしてくれなかったら死ぬからな?ボクは死ぬ予定の女なんだからな」

「そんな事させない?」

「ありがとな」

「何?怪我が治ったらどっかいこう?」

「そうだなぁ…あっボク遊園地ってところに行ってみたい!」

「で!沢山遊んで美味しいものを食べたい!」

「やりたい事が沢山あるなぁ」

「よーし!そう決まったら早く怪我を治すぞー!」

「何?元気になってそうでよかった?」

「ありがとう君のおかげだよ」

「これからよろしくな」


おまけ


娘「ママとパパはどこで出会ったの?」

 「ママがね一人で痛い痛いしてたらパパが助けてくれたんだよ」

娘「パパすごーい!ママはもう痛い痛いじゃないの?」

「うん。痛い痛いじゃ無いし幸せだよ」



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最後は純愛!フリー台本まとめ あず @love_zyunai

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