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最近は防犯技術も向上し、
マンションのセキュリティー性能も上がってまいりました。

ですが、『鉄壁の城にいる』という安心感が、恐怖に変わる時の絶望たるや……




物語は1日おきに進行しておきます。

シングルマザーである主人公は、一人息子とこの、セキュリティーが万全のマンションで暮らしております。

文字通りセーフハウス。この守りなら、女性と子供でも安心して暮らしていけそうでした。

しかし、それでも不安や不条理は我々を離したりはしないのです。


深夜1時56分にインターホンが鳴るようになりました。

しかし、モニターを見ても誰も写っていないのです。


ハテ? こんな時間になんの用事が……?


そしてそれは1日だけのことではありませんでした。

毎日、毎日深夜の1時56分にインターホンが鳴り、やがてこの事案に一人息子も巻き込まれていくことになります。




『守られている』と言う前提。

これが覆った時の絶望感。そして恐怖。






ご一読を。