怪談は怖いからってスルーしたら損しますよ。い~いお話なんだから是非!!

超怖がりな私ですから「怪談」「手」という文字を見ただけでもう、不気味さを想像し読もうかどうか迷いました。
でも、これはスルーしなくて本当に良かった、と思いました。
歩さんの作品「手」には怖さを忘れて、幽玄の世界に引き込まれそうな魅力がありました。
奇怪な現象よりも、主人公の後悔に苦しむ感情や、書かれてある人の情というものに心を打たれます。
そして何より、この作品の(作者の)語り口がとてもステキなんです。
どこか小さな村の古民家で、長老から村に伝わる恐ろしくて不思議な、けれど情にあふれた哀しい物語を聞かせてもらってる、そんな気持ちになるのです。
「怪談」が苦手な私なのに、是非にとお勧めしたくなってしまったお話です。


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怪談「手」

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