二重構造の物語。そしてこの二重構造こそが、この物語の最大の最高の魅力

とても情報量の多い作品です。

読者によっては、一瞬読みづらいなと思ってしまうかもしれませんが、それでも読んで欲しい。

できれば、あまり考えずに、まずは勢いで読んで欲しいです。内容の深読みは、その後で。

まずは、お話を追いかけてほしいのです。

日本神話の最高神であるアマテラスの、乙女としての可愛らしい願望と、世界を揺るがす異常気象が地続きになっている!ことにびっくりするはずです。

それに加えて神仏習合や参拝作法の誤解といった文化的なずれが、アマテラス自身を侵食し、力の暴走へとつながっていく展開には更にびっくりです。

一通り笑って読み終えたあとに、ふといろいろ考えさせられると思います。例えばですが、軽妙な語り口の裏で、信じられ方が存在を変えてしまう怖さが静かに描かれているのかな、とか。

深読みしようとすればするほど難しく、背景にどれだけ知識があるかが問われるような作品であると思います。

その一方で、流れに身を任せればコメディとして楽しめます。

その二重構造こそが、この物語の最大の最高の魅力であると私は思います。

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