第一章 逆さまに生きる——砂時計の森


 森だった。


 見上げると、樹木の幹が、逆さまに伸びている。根が空に向かって広がり、枝と葉が地面に潜り込んでいる。重力が反転しているのではない。樹木だけが、逆向きに生えている。


 足元の砂は、細かく、乾いている。一歩ごとに、足首まで沈む。歩くたびに、砂が舞い上がり、視界を霞ませる。


 匂いがある。


 甘い匂い。腐敗の手前の、果実が熟しすぎた匂い。それが、どこからか漂ってくる。鼻腔の奥が、くすぐったくなる。


 誰かがいる。


 気配ではなく、音で分かった。砂を踏む足音。自分のものではない、もう一つのリズム。規則正しく、けれどゆっくりと。杖をついているのか、三拍子の足音。


 木々の間から、影が現れた。


 小さな背中。曲がった腰。白い髪が、肩まで垂れている。老婆だ。片手に杖を持ち、もう片方の手に、籠を下げている。籠の中には、見たことのない形の果実。紫と金色の、渦巻き模様。


 老婆が、こちらを見た。


 目が合う。


 老婆の目は、透明だった。虹彩の色が、ない。白目と黒目の間に、何もない。けれど、その透明な目が、確かにこちらを見ている。


「あら」


 声は、驚くほど若かった。少女のような、高く澄んだ声。身体の老いと、声の若さが、不思議に共存している。


「お客さんかしら。珍しいわね、この森に迷い込む人なんて」


 返事をしようとする。口を開く。けれど、何を言えばいいのか分からない。名乗ろうにも、名乗る名前がない。挨拶をしようにも、どんな挨拶がこの場所にふさわしいのか、分からない。


 老婆が、微笑んだ。


 皺だらけの顔に、笑窪ができた。その笑窪が、一瞬、浅くなったように見えた。錯覚だろうか。


「話せないの? それとも、話したくないの?」


 首を横に振る。話せないわけではない。話したくないわけでもない。ただ、言葉が見つからない。


「そう。それなら、ついてらっしゃい。とりあえず、お茶でも淹れましょう」


 老婆が歩き出す。杖が砂に沈み、円い穴を残していく。その穴が、すぐに砂に埋もれていく。跡形もなく。


 ついていく。他に、どうすればいいのか分からなかった。



 老婆の家は、木の根の中にあった。


 逆さまに生えた樹木の、地上に露出した根。その根が複雑に絡み合い、小さな空洞を作っている。入り口は、根と根の隙間。身体を横にして、やっと通れるほどの幅。


 中は、思ったより広かった。


 天井は低いが、立って歩ける。壁は根で出来ており、そこかしこから細い根毛が垂れ下がっている。触れると、湿っている。樹液の匂い。甘く、少し酸っぱい。


 部屋の中央に、小さな炉がある。火は燃えていないが、炉の上に鉄の薬缶が置かれている。薬缶から、湯気が立っている。


「座って」


 老婆が、床を指差す。床には、苔のような緑色のものが敷き詰められている。座ると、柔らかい。少し沈む。苔から、森の匂いがする。腐葉土の匂い。雨上がりの土の匂い。生きている匂い。


 老婆が、棚から茶碗を二つ取り出す。茶碗は、木を彫って作られている。木目が、渦を巻いている。


 薬缶から、琥珀色の液体が注がれる。湯気が立ち上り、顔を撫でる。香りがある。花の香り。知らない花。嗅いだことのない、けれどどこか懐かしい香り。


「どうぞ」


 茶碗を受け取る。両手で包むと、温かい。その温かさが、手のひらから腕へ、腕から胸へ、胸から全身へと広がっていく。自分の輪郭が、少しだけ、はっきりする。


 口をつける。


 味がある。甘い。苦い。酸っぱい。それらが、順番に、あるいは同時に、舌の上を転がっていく。飲み込むと、喉の奥が温かくなる。


「あなた、名前は?」


 老婆が、向かいに座る。透明な目が、こちらを見つめている。


 首を横に振る。


「ないの?」


 分からない。ないのか、あるのに忘れたのか、それすらも分からない。


「そう」


 老婆が、自分の茶碗に口をつける。飲み込む音がする。喉仏が動くのが見える。


「私はね、昔、ナツメという名前だったの。でも、今はもう、なんて呼ばれているか分からないわ」


 昔。今。その言葉が、引っかかる。


「この森ではね、時間が逆に流れるの」


 老婆が、茶碗を膝の上に置く。両手で包み込むようにして。


「私は、九十七歳で生まれたの。おかしいでしょう? でも、本当よ。九十七年分の皺と、九十七年分の記憶を持って、この森に現れたの。そして、毎日、少しずつ若くなっていく」


 老婆の手を見る。皺が刻まれた、骨ばった手。けれどその手が、さっきより、ほんの少しだけ、ふっくらとしているように見える。


「最後には、赤ん坊になるの。そして、消える。それが、この森の住人の、生き方」


 消える。その言葉が、胸の奥に落ちる。重さを持って。


「怖い?」


 老婆が、こちらを見る。透明な目に、何かが揺れている。光だろうか。影だろうか。


 首を横に振る。怖いかどうか、分からない。怖いという感情が、どういうものなのか、思い出せない。


「私はね、最初は怖かったわ。消えるのが。でもね、だんだん分かってきたの」


 老婆が、茶碗を口元に運ぶ。湯気が、透明な目の前を漂う。


「始まりと終わりは、見方の問題なのよ。私は消えるんじゃない。始まりに戻るの。始まりの前の、何もない場所に」



 何日が経ったのか、分からない。


 この森には、昼と夜がない。空は常に、茜色と紫色の間の、曖昧な色をしている。眠くなったら眠り、目が覚めたら起きる。そういう生活が、いつの間にか始まっていた。


 ナツメは、日に日に若くなっていく。


 最初に会ったときは、九十歳前後に見えた。今は、七十代半ばといったところだろうか。背筋が少し伸び、目尻の皺が浅くなり、声に張りが出てきている。


 それでも、彼女は穏やかだった。


「ねえ、見て」


 ナツメが、庭で何かを摘んでいる。庭と言っても、根の家の周りの、砂地の一角。そこに、小さな植物が生えている。


 しゃがみ込む。ナツメの隣に。


 彼女の髪から、甘い匂いがする。樹液の匂いとは違う。花の蜜のような、熟れた果実のような。年老いた身体から漂う匂いとは思えない、生命力のある匂い。


「この花、知ってる?」


 ナツメの指が、小さな花を指し示す。花弁は五枚。色は、青と銀の中間。見たことがない。


 首を横に振る。


「私もね、名前は知らないの。でもね、この花、私と一緒に若くなっていくの」


 花を見る。確かに、蕾がほころびかけている。開きかけた花が、閉じていこうとしている。時間が逆行している。


「不思議でしょう?」


 ナツメが、こちらを見る。透明な目。その目が、笑っている。


「でもね、考えてみれば、普通の世界だって不思議なのよ。蕾が開いて、花が咲いて、散る。どうしてそうなるの? 誰が決めたの? 時間が前に進むって、誰が決めたの?」


 答えられない。


 ナツメの手が、こちらの手に触れる。皺のある、けれど温かい手。指が、手の甲を撫でる。ゆっくりと。優しく。


「あなた、自分が何者か、分からないんでしょう?」


 頷く。


「それでいいのよ。分からなくていいの。だって、分かったら、それで終わりでしょう? 分からないから、探し続けられる。探し続けている間は、生きているってことだから」


 ナツメの手が、頬に触れる。皺のある指が、頬の曲線をなぞる。


「あなた、きれいな顔してるわね」


 きれい。その言葉の意味が、分からない。鏡を見たことがない。自分の顔を、知らない。


「いいえ、きれいよ。私には見える。あなたの顔は、何も描かれていない顔。だから、何でも映せるの。きれいなものを見れば、きれいになる。悲しいものを見れば、悲しくなる。あなたは、鏡みたいな人」


 鏡。


 その言葉が、胸の奥に響く。


「でもね、鏡は、自分自身を映せないの。鏡は、いつも他の何かを映している。自分が何者かを知るには、鏡じゃない何かにならなきゃいけない」



 ある日、ナツメが倒れた。


 正確には、倒れたのではない。座り込んだのだ。庭で花の世話をしていた彼女が、急に膝を折り、砂の上に座り込んだ。


 駆け寄る。肩に触れる。


 ナツメの身体が、震えている。けれど、それは寒さや恐怖の震えではなかった。何か別のもの。内側から湧き上がる何かが、身体を揺らしている。


「大丈夫?」


 初めて、声が出た。


 自分の声を、初めて聞いた。低くも高くもない、中間の声。響きがない、平坦な声。けれど、確かに自分の声。


 ナツメが、顔を上げる。


 その顔が、変わっていた。


 皺が減っている。目尻が上がっている。唇がふっくらとしている。さっきまで七十代に見えた顔が、六十代、いや、五十代後半に見える。


「ああ、急に来ちゃったわね」


 ナツメが、笑う。若くなった顔で。声も変わっている。少しだけ、低くなっている。


「時々ね、こうやって、一気に若くなることがあるの。普段は少しずつなのに」


 ナツメの手を取る。手のひらの皺が、浅くなっている。指が、少しだけ長くなっている。


「ねえ」


 ナツメが、こちらの手を握り返す。力が、さっきより強い。


「私ね、若くなるのが、怖くないの。でも、あなたと会えなくなるのは、少し寂しいわ」


 寂しい。


 その言葉が、胸の奥に刺さる。針のように。細く、鋭く。


「だってね、私が若くなればなるほど、私は昔の私に近づいていく。昔の私は、あなたを知らない。あなたに会う前の私に、戻っていく」


 ナツメの目を見る。透明な目。その奥に、何かが光っている。水滴のような、小さな光。


「でもね、それでいいの。私があなたを忘れても、あなたが私を覚えていてくれれば、それでいいの。


 手を握る。強く。


 ナツメの手は温かい。脈が打っているのが分かる。生きている。確かに、生きている。


「ねえ、一つ、お願いがあるの」


 頷く。


「私がもっと若くなって、あなたのことを忘れても、私の傍にいて。最後まで。私が消えるまで。見届けて」


 頷く。声が出ない。喉の奥が、詰まっている。


「ありがとう」


 ナツメが、額を寄せてくる。額と額が触れる。彼女の体温が、直接伝わってくる。温かい。柔らかい。生きている。



 ナツメは、五十代になった。四十代になった。三十代になった。


 若くなるにつれて、彼女の性格も変わっていった。穏やかだった老婆は、少しずつ、活発になっていった。よく笑うようになった。よく動くようになった。よく喋るようになった。


 そして、予想通り、記憶が薄れていった。


「ねえ、あなた、誰?」


 三十代半ばになったナツメが、ある朝、そう言った。


 こちらを見る目は、まだ透明だった。けれど、そこにあった親しみの色が、消えていた。


 胸の奥が、冷たくなる。何かが、凍りついていくような感覚。


「あ、ごめんなさい。私、時々、記憶が飛ぶの。あなたは……えっと、旅人さん?」


 頷く。


 旅人。そうだ。自分は、旅人なのだ。どこから来て、どこへ行くのか、分からない旅人。


「ふうん。この森に迷い込んだの? 珍しいわね」


 ナツメが、笑う。若い笑顔。笑窪が、深い。


「私、ナツメっていうの。よろしくね」


 よろしく。


 その言葉が、胸を抉る。彼女は、自分を忘れた。二度目の出会いを、演じなければならない。


「ねえ、お茶飲む?」


 ナツメが、台所に向かう。若い身体は、軽やかだ。杖は、もう使っていない。


 背中を見る。細い背中。肩甲骨が、服の下に透けている。髪は、まだ白いけれど、艶が出てきている。


 彼女は、これからもっと若くなる。二十代になり、十代になり、子供になり、赤ん坊になり、そして消える。


 その過程を、見届けなければならない。


 



 ナツメが二十代になった頃、彼女は恋をした。


 相手は、森の奥に住む、別の住人。同じように、若くなっていく女性。ナツメより少し年上に見える、三十代前半の女性。


「ねえ、紹介するわね」


 ナツメが、その女性を連れてきた。


「この人、ハルさん。昨日、森で会ったの」


 ハルと呼ばれた女性が、微笑む。彼女の目も、透明だった。この森の住人は、みな、透明な目をしている。


「初めまして」


 ハルの声は、落ち着いていた。低く、穏やかな声。


「あなたが、ナツメの言ってた、旅人さん?」


 頷く。


「ナツメね、あなたのこと、よく話すのよ。不思議な人だって。名前がなくて、どこから来たか分からなくて、でも、ずっと一緒にいてくれるって」


 ナツメが、頬を染める。若い肌が、赤く染まる。


「もう、ハルさん、恥ずかしいでしょ」


 二人が、顔を見合わせて笑う。


 その笑顔を見て、胸の奥が、温かくなる。同時に、何かが締め付けられる。


 ナツメは、自分を忘れた。けれど、新しい誰かを見つけた。新しい愛を見つけた。それは、喜ばしいことだ。けれど、どこかで、小さな棘が刺さっている。


「ねえ、旅人さん」


 ナツメが、こちらを見る。若い目。透明だけれど、そこに、光がある。恋をしている人の、光。


「ありがとうね、ずっと一緒にいてくれて。私、なんで自分がここにいるのか、分からないことがあるの。でも、あなたがいると、なんだか安心するの」


 胸の奥の棘が、少しだけ、抜ける。


 彼女は覚えていない。けれど、何かは残っている。言葉にならない何かが。


「これからも、いてくれる?」


 頷く。


 



 ナツメが十代になった頃、ハルは二十代になっていた。


 二人の年齢差は、縮まっていく。同時に、二人の距離も、縮まっていく。


 ある夜、ナツメとハルが、手を繋いで歩いているのを見た。


 森の中を、二人は歩いていた。逆さまの木々の間を、砂を踏みしめながら、ゆっくりと。月明かり——いや、この森に月はない。空全体が、淡く光っている。その光の中で、二人の影が、一つに重なっている。


 ナツメが、ハルの肩に頭を乗せる。ハルが、ナツメの髪を撫でる。二人の動作が、自然で、柔らかく、まるで一つの生き物のようだ。


 見ていると、胸の奥が、じんわりと温かくなる。同時に、透明な何かが、目の縁に溜まっていく。


 涙だろうか。


 自分が泣いているのか、分からない。涙とは、どういうものだったろう。塩辛くて、温かくて、頬を伝って、顎から落ちる。そういうものだったはずだ。


 目元に手を触れる。


 濡れている。


 涙だ。


 



 ナツメが子供になった。


 八歳か、九歳か。小さな身体。細い手足。大きな目。透明な目は変わらないけれど、そこに宿る表情が、幼い。


「ねえねえ、遊ぼうよ」


 小さなナツメが、こちらの手を引く。小さな手。指が短くて、柔らかくて、温かい。


「何して遊ぶ?」


 声が、自然と柔らかくなる。


「かくれんぼ!」


 かくれんぼ。


 この森で、かくれんぼができるのだろうか。逆さまの木々と、砂の地面と、根の家と。隠れる場所は、あまりない。


「私が隠れるから、数えてて」


 小さなナツメが、駆け出していく。砂を蹴り上げながら、逆さまの木の根の間に消えていく。


 目を閉じる。数を数える。


 一、二、三、四……


 数を数えている間、不思議な感覚が押し寄せてくる。


 これは、何だろう。この、胸の奥が温かくて、同時に締め付けられる感覚。小さな命を見守る、保護者のような気持ち。けれど、自分は保護者ではない。自分は、何者でもない。


 十。


 目を開ける。


「もういいかい」


 返事がない。


 探しに行く。砂を踏む。木の根を覗く。


 小さなナツメが、木の根の隙間に隠れている。身体を丸めて、膝を抱えて。透明な目が、こちらを見上げている。


「みつけた」


「えー、早すぎる」


 小さなナツメが、頬を膨らませる。幼い仕草。可愛らしい。


「もう一回やろう。今度は、もっと上手に隠れるから」


 頷く。


 何度でも、かくれんぼをしよう。彼女が望む限り。



 ハルが、ナツメより若くなった。


 ナツメは五歳くらい。ハルは、十五歳くらい。


 年齢が逆転した二人は、それでも、一緒にいた。


 ハルが、小さなナツメを抱き上げる。ナツメが、ハルの首にしがみつく。


「ねえ、ハル姉ちゃん、あの木に登ろうよ」


「だめよ、危ないから」


「えー」


 二人のやり取りを見ていると、姉妹のようだ。かつて恋人だった二人が、今は姉と妹のようになっている。時間の逆行が、関係性を変えていく。


 それでも、二人の間にある何かは、変わらない。言葉にできない何かが、二人を繋いでいる。


「ねえ、旅人さん」


 ハルが、こちらを見る。十五歳の顔。けれど、目の奥には、もっと長い時間が宿っている。


「ナツメのこと、最後まで見届けてくれる?」


 頷く。


「私も、もうすぐ、小さくなっていくから。最後まで一緒にいられないかもしれない。だから、お願い」


 頷く。


 



 ナツメが、赤ん坊になった。


 小さな、小さな身体。握りこぶしほどの顔。閉じた目。薄い髪。


 抱き上げる。


 軽い。羽根のように軽い。けれど、確かに、温かい。心臓が動いているのが、胸板越しに伝わってくる。小さな心臓の、小さな鼓動。


 赤ん坊のナツメが、目を開ける。


 透明な目。そこには、何も映っていない。けれど、何かを探しているような、そんな目。


 赤ん坊が、小さな手を伸ばす。指が、頬に触れる。小さな、柔らかな指。


 その瞬間、赤ん坊が微笑んだ。


 歯のない、無防備な微笑み。


 胸の奥が、砕けるような感覚。何かが、溢れ出す。涙が、頬を伝う。止められない。


「さようなら」


 声が出る。かすれた、震える声。


 赤ん坊のナツメが、ゆっくりと、透明になっていく。


 輪郭が、溶けていく。

 色が、薄れていく。

 重さが、消えていく。


 腕の中に、何もなくなる。


 風が、吹く。


 温かい風。

 ナツメの体温を残した、最後の風。


 目を閉じる。


 風を、全身で感じる。


 ナツメは、消えたのではない。風になったのだ。この森を吹き抜ける風に。逆さまの木々の間を通り抜ける風に。


 目を開ける。


 オルゴールが、胸元で振動している。


 壊れていたはずのオルゴールが、微かに、音を立てている。聴こえない音。けれど、振動が伝わってくる。何かが、奏でられている。


 立ち上がる。


 森の向こうに、新しい光が見える。


 次の世界への、入り口だ。

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【短編小説】名前のない、とある透明な旅人の寓話 藍埜佑(あいのたすく) @shirosagi_kurousagi

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