#2
常都 あぐり side
さてと、早速この二人を起こさなきゃ。
一人は本当に見覚えあるんだよ、すっごい...誰だっけな...?
「お、起きてください、大変なことなってますよ!」
ユッサユッサ...
「ん"...っん...あれ、僕...!?」
「その声は...深萊先生!?」
私が...まだ大学に入る前、助けてくれた医者だった。
今は確か...お花屋さんだっけ。
「もしかして...あぐりちゃん?」
「そうです!あぐりちゃんです!」
私はこれでもかというくらい尻尾を振る。
「あははっ...wその元気さは間違いなくあぐりちゃんだ。」
「だから言ったじゃないですか!」
「...それにしても、この体...」
深萊先生は自分の身体を見渡して言った。
「吸血鬼かな、無性にトマトが食べたい。」
そう言いながら私の影に隠れる。
「あ、え、ってことは太陽ダメなんじゃ...」
「ダメだったらもう僕死んでるよ。」
「...確かに。」
「ところであぐりちゃん、もう一人起こした方がいいんじゃない?」
「で、でも怖い...ッ」
「大丈夫でしょ、見た目的に同じ狼みたいだし。」
「そういうのじゃないです!初対面無理ですぅ...」
私は深萊先生にひっついてみる。
「...はぁ、分かったから。」
そう言って深萊先生は彼に話しかける。
「起きてください、大変なことになっているんですけど...」
...起きない。
「えぇどうしたらいいの...」
「...!確か自衛官はラッパの音で起きるはずです!」
「自衛官なの?」
「...さぁ?」
「ダメじゃん。」
「ものは試しですよ!」
「でもラッパないよ。」
「確かに...フロージアさーん!」
『はいはいなんでしょう?』
フロージアさん(スマホ)はふよふよとこちらに向かってきた。
「スマホが浮いてる!?喋った!?」
『初めまして、説明は全員が起きてからでお願いします♪』
「...分かった。」
『それで、ご用件はなんでしょう?』
「えっと〜...なんかラッパの音ない?」
『ラッパですか...?えーっと、ありました!』
「なんであるの!?」
深萊先生がびっくりしているのはさておき...。
「それで弾いて欲しい音があるんだけど...」
『...自衛隊の起床ラッパですか?』
「何故分かった?」
『...先に言っておけばよかったですね』
『私たちがここに連れてきたので、生前の役職は把握してるんですよ♪』
それを...先に言って欲しかったな。
「先に言って...」
深萊先生の呆れ顔げっつ...☆
『それでは行きますよ...!』
〜 へったくそなとろんぼーん... 〜
「ラッパのラの字もない!」
『仕方ないじゃないですか!トロンボーンなんて初めて吹くんですからぁ...』
画面中にぴえんの絵文字が張り付く
「楽器弾けないの?」
『ん〜と...フルートなら吹けます!』
「フルート吹けるの!?」
「...次は失敗しないでね?」
『はい!今度こそ!』
〜 フルート代用による自衛隊起床音楽 〜
「ッ...!?」
さっきまでぐっすりと寝ていた人が、
バッと目を開いて起き上った...凄い。
「ここは何処だ...貴様らは...」
結構口悪い人だった...。
よかったあぐり起こしに行かなくて!!
「えっと...あぐり達も何が何だかさっぱりで...」
『おはようございます♪』
「...なんだ夢か」
「夢じゃないです!!」
「明らかに現実。」
『ふふ、それでは先程言った通り、説明致しましょう♪』
『ようこそ、
人外転生者の最恐国家〜人生やり直しの条件は『世界を救う』!?〜 Seala @Monimoni_0102
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