地上の人々③
冬至の夜。男は家の前でまもなく夜明けを迎える空へと祈りを捧げていた。
『頼む……神様、かあちゃんとお腹の子を助けてやってくれ』
別の男が祈る彼の肩にそっと手を乗せる。
『大丈夫だよ兄さん。神様はちゃんと見てくれてる』
家の中から赤子を抱いた細身の女が出てきた。
『産まれましたよ、お父さん。元気な男の子と女の子です』
最初の男が双子を受け取ると、彼は涙を流して日の出を浴びた。
『ああ、神様……! ありがとうございます……!! この二人にあなたのご加護がありますように……』
数年後、双子は両親によく似た黒髪と白髪が評判のきょうだいとなった。
二人の持つ黄金色の瞳は互いの絆をより強くし、真っ直ぐに成長した。
そして、後の世に泰平をもたらしたと言われている。
異世界の天気は太陽を運ぶ二頭の獣の機嫌次第 雪象 @yuki-zo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます