登場人物紹介
『夜のさしすせそ、朝の白衣』 登場人物紹介
■ 主人公
新菜(にいな) / 源氏名:にいな(18) 児童養護施設「ひだまり園」卒園後、天涯孤独の身で歌舞伎町の門を叩く。
外見: 清潔感はあるが、どこか自分を諦めたような暗い瞳をしていた。物語が進むにつれ、芯の強さが表情に現れるようになる。
性格: 真面目で観察眼が鋭い。当初は「さしすせそ」を自分を守る盾(嘘)として使っていたが、次第にそれが相手の孤独を救う「型」であることに気づき、看護師としての資質を開花させていく。
■ 夜の世界の師
アキナ(28) キャバクラ「ルミナス」の看板キャストであり、新菜の教育係。
役割: 新菜に「さしすせそ」の呪文を授けた張本人。かつて自分も過酷な環境を生き抜いてきたため、新菜に厳しくも温かい助言を送る。
名言: 「鏡を演じすぎると、自分の色を忘れるわよ」「本当のセンスとは、相手の命の削り方を褒めること」
■ 新菜の「言葉」を変えた男たち
藤堂(とうどう)(58) 民俗学を専攻する大学教授。
役割: 新菜の「さしすせそ」を「空虚なエコー」と一蹴し、彼女に挫折を与える。しかし、新菜の本質を見抜き、彼女を「巫女」や「表現者」として導く精神的支柱となる。
影響: 新菜に、当たり前の日常や言葉の裏にある「祈り」の存在を教えた。
岩田(いわた)(52) 金型職人から叩き上げの建設会社役員。
役割: 誰にも理解されなかった「現場の匂い(コンクリートの匂い)」への愛を、新菜が「関心に関心を寄せる」ことで救われた客。
影響: 新菜に「相手の生き様を共に視る」という、共感の真髄を気づかせた。
部長(45) 大企業の管理職。組織の人間関係に疲れ切っていた。
役割: 新菜が書いた小説のモデル。新菜から「乾杯の由来」を聞き、孤独な自分が「輪(共同体)」の中にいることを再確認して涙した。
■ 鏡を壊した者
サトシ(18) 施設時代の幼馴染。半グレに近い生活を送っている。
役割: 第11話で新菜の過去を客の前で暴露し、彼女が作り上げた「お嬢様キャラ」を粉砕する。結果として新菜が嘘を脱ぎ捨て、真実の姿で接客するきっかけを作った「悪役」。
■ 朝の世界への道標
健太郎(けんたろう)(22) 夜間警備員をしながら司法試験合格を目指す苦学生。
役割: 公園のベンチで、夜明けを待つ新菜と対話する。新菜の「汚れた(と感じている)手」を肯定し、「君の本当の声を聞きたい」と彼女の魂を呼び覚ました。
象徴: 唯一、新菜が「にいな」ではなく「新菜」として、嘘のない自分をさらけ出せた存在。
『夜のさしすせそ、朝の白衣』 春秋花壇 @mai5000jp
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