第5話

 細かい泡が上がり始め、音もカラカラと乾いた感じになってきた。私は鶏もも肉をキッチンペーパーを敷いた皿に取り出した。


全て取り出した後、包丁とまな板を洗う。水切り籠は料理スペース確保のためいったんどかしているので、濯いですぐに拭いてしまう。


油の温度を上げ、二度揚げをする。上げている間に油を吸ったキッチンペーパーを捨て、盛り付けの準備をする。冷蔵庫にあるビール缶を掴み、食器棚からコップを二個取り出した。


「違う違う、コップなんていらないか!シェアする必要ないもんね。一人で一缶飲んじゃうぞ~!」


コップを戻し、鍋の中の鶏もも肉を取り出す。こんがりきつね色で、揚げ具合は完璧だ。


なんせ、今までで一番たくさん作った料理なのだから。

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