これはホラーなのか、それとも笑い話なのか。それは読者が決めてください。

お地蔵様の頭を轢いてしまったという背徳感が、あたかも呪いに触れてしまったかのように、帰り道の些細な異変を怪異へと膨らませていく過程にゾクリとした。
しかし、結末は「ただのパンク」という肩すかし。恐怖と安堵の落差が心地よく、昔話らしい教訓とユーモアが同居した、不思議な味わいのある作品だと感じた。