おまけと、あとがき

刻は流れ――



「ぎゃー! お母さん! どーして起こしてくれないのよー!」


 慌ただしく部屋から飛び出してくる女子高生。


「何度も声かけたわよ~」


 食卓には、ちょっと焦げた……いや、消し炭のような、パンだったモノが並んでいる。


「げ……お父さん、またお母さんに作らせたでしょ……」


「はははっ、父さんがちょっとトイレでな、お花摘んでるうちに――この有様だ」


【ガリッ】


 文句を言いつつ、一切れ口にする。


「にっが……」


 牛乳で消し炭を流し込む。


「あーもう、遅刻しちゃう! 行ってきまーす!」


「あ、薫子! ほら、生徒手帳忘れてるぞ!」


「おっとと……それ忘れると煩いんだよね。ありがと、お父さん♪

 じゃ、行ってきまーす!」


 バタバタと家を出て行く女子高生。




「もうそろそろ、かなぁ……」


「んー、そうじゃな。薫子の冒険、頃合いかもしれぬのぉ」


「何がきっかけで、異ノ国へ行っちゃうのか、結局分かってないんだよな?」


「うむ。まぁ、わらわたちも、いつでも行き来はできるじゃろうし、可愛い子には旅をさせよ、と言うしの」


「異ノ国か――懐かしいな。

 あ、そうだ。新しい掃除機、買っとかなきゃ。サイクロン式のやつ」


 ・

 ・

 ・


おまけ ~完~





――あとがき――


 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 私の作品を見つけてくれて、貴重なお時間を割いていただけたことに感謝です!

 本当に、ありがとうございます!!


 さて、天照大御神あまてらすおおみかみをはじめとした神様たちと、人の子である御手洗ユウキ。異ノ国観光という名目で始まった彼らの旅は、これにて一旦終了となります。


 でも――日本神話は終わりません。


 はちゃめちゃな学園生活では、様々な騒動を巻き起こすことでしょう。

 また異ノ国へと繰り出していくかもしれません。

 もしかしたら、異国の神々との交流なんてことも!?


 うん。やっぱり、まだまだ、日本神話は終わらない――なのです。


 さて、くりかえしになりますが、ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!

 またどこかで、お会いできることを祈っております。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

全部、神様のせい ~日本神話は終わらない~ 角山 亜衣(かどやま あい) @Holoyon

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画