後書き
前回、グリズリーにあってしまった人の物語を書いたあと、舞台を日本に移したらどうなるのかをイメージしているうちにストーリーが始まりました。
備えは、知識だけでは足りない。
判断は、勇気だけでも足りない。
残すべきものと、削るべきものを、その場で選び続けるしかない。
それが現実なのだと。
執着個体、クマ鈴、集団行動、スプレー。
情報としては、どれもどこかで聞いた話です。
それでも実際の場面では、「知っていること」と「使えること」は、同じではありません。
この作品は、書いている途中で何度も形を変えました。
文章を追加しては、AIに校正を依頼する。
すると、必要以上の説明は無慈悲に削り取られる。
説明を削り、感情を削り、それでも残したい部分だけを書き足す。
整えたと思ったところに、また不安が差し込む。
結果として残ったのは、正解の物語ではなく、「判断の余地が最後まで残る話」だったように思います。
もしこの話が、「準備」と言う言葉を思い出すきっかけになったら、幸いです。
自然とテラー:ツキノワグマの場合 ―備えの現実― 富澤宏 @Paradich-lorobenzene
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