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一体、どれくらい歩いたのか。
表情も動かせない僕には分からない。
明るくなって、暗くなって、ポツポツと雨が降ってくる。
今は、森の中を歩いている途中だ。
上の方は明るい緑で、地面の方は深い緑。
道幅のある山道に、小枝が落ちている。
そこであることが思い浮かんだ。
思えば、長い人生だったと。
語れるほど多くのことをした訳じゃない。
それでも僕は、沢山の思い出に溢れているんだと。
「なんで?どうして?どうして僕ばっかり?」
そういうのは簡単だ。
正直、今何がどうなっているのか僕には分からない。
さっきの人たちのことだって、ゾンビにしてしまった。
きっと僕が目覚める前にも、一杯やったのだろう。
それでも僕は、こんな僕でも受け入れようと思うのだ。
たとえ犯した罪が消えなくとも、受け入れてみようと思うのだ。
世界が最も切なく輝く時間に、それは起きた。
誰も居ない森の端っこ、僕の身体が止まる。
そのひしゃげた指先をそっと、墓石に触れさせたのだ。
その瞬間、この身体はようやっと僕になる。
世界は急激に歪んでいく。
花畑が見えた気がする。
けれどそれは一瞬のことで、やはり目の前に広がるのはどんよりとした曇天だ。
ええと……何があったんだっけ。
どうせ、黙っていても身体は動く。
ならば、ゆっくりと考えようじゃないか。
ここは何処かの森で、今は薄暗い曇空。
周りに人影はなく、僅かに黄ばんだ木々が軒を連ねている。
そういえばさっきまであった墓石は、どこに?
そう思っても身体が動くのを待つしかないというのは何とも不便な話だ。
一体、いつになったら動くのか。
倒れ伏すようにして、僕は雨と泥にまみれていた。
ざあざあと降る雨が、耳元を湿らせる。
木々の間を抜けてきた風が、地肌に当たる。
口の中にも少し、泥が入ってるみたいだ気持ち悪い。
それにしても遅い、もう、動かないのだろうか?
1分、10分、……2時間が過ぎた辺りで、違和感に気づく。
痛いし、寒いのだ。
初めて感じる感覚に、僕は恐怖していた。
どうして、今まで感じなかったはずに。
この痛みを感じながら、これから過ごしていかなければならないのか。
晴れようが曇ろうが、いつだって。
このまま朽ちていくのを待つしかないのか。
嫌だ、嫌だ、嫌だ。
こんなの、こんなのあんまりだよ!
怖い、怖い、怖いんだ。
痛い、痛い、寒いんだ。
やっと、掴めたのに。
やっと、気づけたのに。
死体のまんま終わるなんて、絶対嫌だ!
「
音はしなかった。
代わりに、ほんの僅かだけれど唇を動かせた。
ああ、これは駄目な奴だわ。
ため息の代わりに、ゆっくりと瞼が降ろされた。
頸動脈に血が滴っている。
それが分かったのは、暖炉に火がくべられていたからだろう。
頭を包み込むような羽毛の感触は、どうにも手放す気になれない。
僕に馬乗りになるようにして、大きな影からまた、血が滴り落ちる。
「目が、開いたようですね。」
そう言ってニッコリと微笑んだのは、紛れもなく教会のシスターだった。
シスターの身体はぐらっと円上に傾き、そのまま地面に落下していく……
どうも、椋鳥です。
ここからは余談になるので、作品には直接関与することはないと思います。(恐らくそのはずです、関与してたらすいません)
なので、興味のない方はスキップして貰っても結構です。
さて、今日の話はどうでしたでしょうか。
楽しんでもらえたなら幸いです。
しかし、沢山小説が書ける人って凄いですよね。
物語だけで2000文字って、中々難しいと思うのですが……。
まあ僕が極端に掛けないだけっていう可能性が濃厚なんですが。
なので世の中の単行本出してる作家さんとかには、頭が上がりません。(たくさん書ける方ってカッコ良いですよね!)
一体皆さんどんな魔法を使って書いているんでしょうか?
アバダケダ◯ラとかア◯シオとかですかね?
もしもあるなら教えて欲しいです。
おっと、脱線しましたね。(確信犯)
今日の投稿は結構空白が多かったと思うのですが、見づらかったりするでしょうか?
一応プレビューで確認するつもりですが、もし見づらかったら申し訳ないです。
お話の展開上、致し方ないというか、何というか。
なので、読みやすくて誰にでも合うような描き方をこれから探していけたらな〜。(とか思ってたりします)
お話の文章量自体は前回よりも多少(300字くらいかな?)上がっていると思うので、より楽しめたかなと思います。(ふぇ?気づかなかったって?安心してください、 僕も確認するまで気づきませんでした)
次回はもっと皆さんを楽しませられるようなお話を描いていけたらなと思います。
今日は一日中ぐうたらしながら某ゲームアプリ、グラン◯ルーファンタジーの道場的な何かを進めつつ、執筆させていただきました。
この前の話である1を見たり感想とかハート送ってくださった人、めっちゃありがとうございました!
超励みになりましたし、エンジンで言うところのオイルが差された?的な感じでテンションが最高潮です。
皆さんが見てくれるおかげで、この話も書くことが出来ました。
次のお話も、楽しんでいってくださるととても嬉しいです。
あと最後になりますが、感想やハート、評価などしてくださるととっても励みになりますし、作者も小躍り致しますのでどうぞよろしくおねがいします。
ではまた、淡雪の降るときにお会いしましょう。
椋鳥でした。
終末世界から転生したゾンビは 椋鳥 @0054
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