第2話 社会人としての兄

うちの兄は、

周りが知らない人だらけの、新しい世界のなかに入っても、

社会人としては、優秀だった。


就職活動は、3年生に進級した早々から始め、

3年生のうちに早々に内々定を、

それも沢山貰った。


当然、第1志望の会社へと、内定の承諾をした。


慣れない環境のなかだったが、すぐに順応することができた。

彼には、親友のような付き合いのできる、同じ社会人はまだいなかった。

でも、それはそれで良かった。


彼は、成績優秀だったから。

それゆえ、彼は会社に大きく貢献し、ものすごく成長させた。


両親は、彼をさらによく褒めた。


会社でも、社会のなかでも、彼は良い息子だった。


そんな彼は、

うちの兄は、

うちの息子としては完璧だった。

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