うちの兄は

MaxChieeef

第1話 息子としての兄

うちの兄は、

両親の息子としては、優秀だった。


幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と、

問題児として、問題を起こしたことは1度もなかった。

彼は、運動が好きだったけれど、あまり部活は長続きしなかった。

でも、それはそれで良かった。

彼は、成績優秀だったから。

両親は、彼をよく褒めた。


大学生になり、働ける年齢になると、勤務先で、たちまち良い評判が噂された。


時期になると、

少ない時間の中、働いた内で可能な限り、用意できる金額のものを、

贈り物として早々に両親に用意し、いつも2人を喜ばせた。

そして、少々値段を抑えたものを、時々私にくれた。


卒業論文は、

3年生にあがった時から、着実に取り組み、

卒業まであと半年といった時期で、焦る姿は1度もみたことがなかった。


学校でも、勤務先でも、家でも、彼は良い息子だった。


そんな彼は、

うちの兄は、

うちの息子としては完璧だった。

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