概要
お前を語るのは、誰?
お前の父親はときおり、家族に暴力を振るった。殴られたのは、大抵、お前の母親だった。お前の年の離れた兄の場合もあった。お前に暴力が向かうことはほとんどなかったが、ゼロではなかった。何度かお前を殴ることもあった。なぜ殴られるのか、お前は理解できなかった。理解できる年齢ではなかったのだ。ただ年齢を重ねていても、お前は理解できなかったかもしれない。理解できないものは怖い。怖くて怖くて仕方ない。枯れ尾花は別に怖くない。お前は願った。理解できないものは消えて欲しい、と。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?