正月、豪華な食卓と団欒を楽しむ、豊かそうに見える家族に向かって主人公は衝動的に醜態を晒して見せる。醜い行動ですが、そこに至る背景や心情を緻密に積み上げてあるだけに、説得力があります。ラストシーンで見るタカアシガニの無為な不気味さに人間の世界との対比の妙が滲んで、畏れまで感じさせられました。一度、幻怪なる海の世界を覗いてみてはいかがでしょう。どうぞ、ご一読を
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