概要
この制服を着ると、呪いがかかるんだ。……不登校になる、呪い。
わたし長谷川小春(はせがわこはる)は、早瀬海馬(はやせかいま)と中学校三年間、ずっとクラスが同じだった。だけど、海馬君は中二の時に不登校になる。
クラスの中心にいたわたしと、おとなしいタイプだった海馬君。わたしはクラスのポジションが気になって、海馬君に手紙の一つも出せないまま。海馬君も中学卒業までクラスに復帰できないまま。
卒業式の日、クラスメイトである暴れん坊男子が海馬君の制服ーー金色のボタンがきらめく学ランを手にして、こう言った。
「こいつの制服着ると、不登校がうつるぜ! 呪いの制服だ!」
そのときわたしは、何ができただろう。
クラスの中心にいたわたしと、おとなしいタイプだった海馬君。わたしはクラスのポジションが気になって、海馬君に手紙の一つも出せないまま。海馬君も中学卒業までクラスに復帰できないまま。
卒業式の日、クラスメイトである暴れん坊男子が海馬君の制服ーー金色のボタンがきらめく学ランを手にして、こう言った。
「こいつの制服着ると、不登校がうつるぜ! 呪いの制服だ!」
そのときわたしは、何ができただろう。
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