第三章 プロモーション
第10話 売れるものを書くという矛盾
2026/1/2、Amazonでわたしの初のKindle本「冬の女神と純潔の贄姫」が販売開始となった。
しかし、出版されたことと、売れるかどうかは、全くの別問題。
前回第9話で、「販促については、ネタが溜まったら」などと言っていたが、ここからは、売れるために苦悩する新人電子書籍作家のわたし自身が格好のネタ。
もう現状を、そのままリアルに綴っていこうと思う。
発売から5日、毎日Xでの宣伝は欠かしていない。
しかし、購入してくれたのは、日頃からわたしを応援してくれている創作仲間だけ。これ自体は、本当にありがたい話。
ちなみに2026/1/6現在、ランキングが何位かというと、以下のとおり。
・Kindleストア全体 - 69,756位
・ジャンル内 - 1,124位
これがどういう位置なのかも、もはやよく分からないが、目標である「一般層に見られている」と言えないのは明白だろう。
正直に言おう。わたしは、途方に暮れている。
どうしたら、一般層の目に留まるのか? いや、売れるのか?
Kindle本を売る方法は、インターネット上にあふれている。
そのセオリーの一つが、「書きたいものを売るのではなく、最初から売れるものを徹底リサーチして書け!」というもの。
これは、とても理に適っている。
それはそうだ。売りたいんだったら、売れるものを書く。
至極当然に聞こえる。
しかし、Web小説作家にとって、これは納得できる回答だろうか。
わたし自身の感覚からすれば、まったく的外れだ。
基本的にWeb小説作家というのは、書きたいから書いている人たちだと、わたしは思っている。
読者はもちろん意識するし、たくさんの人に読まれたら、それに越したことはない。でも、万人に受けたい!と心底願って書いてる人がどれだけいるのか?
書きたいものが、刺さる人に刺さってくれたら、それでいいのだ。
売れるか売れないかは、二の次なのである。
自分が書きたいものを書いて、欲を言えば、売れてほしい。
売れる方法を延々と考えるくらいなら、今すぐ自分の頭の中の世界を文章にして、世の中(=Web小説投稿サイト)にぶちまけたい! たとえ無料でも。
Web小説作家というのは、そういう生き物なのだ(暴論)
……何が言いたいかというと、世の中のKindle作家の常識は、KindleデビューしたいWeb小説作家の常識ではないということ。
Kindle本で収入を得ている作家さんたちのポストを、X上でざっと眺めただけで結論づけるのは早計かもしれないが、「大多数の一般層に受け入れてもらう」という発想自体、ふんわりしすぎというか、わたしが甘かったのではないか?
一般論ではなく、もっと自分が届けたい層をきちんと見極めて、そのためのプロモーションを打っていく必要があるんじゃないだろうか?
Web小説投稿サイトで、無料で読める作品を、お金を出して買ってもらうんだから。
もちろん、一般的なプロモーションをすべて試し尽くしてから、独自のアプローチに切り替える、という方法もあるだろう。今のところ、どこから始めるのか、まだ結論は出ていないけれど。
これが、出版5日目の新人電子書籍作家の現実。
……てか、プロモーションの策を練るくらいなら、わたしは今、早く新作を書きたいんだよ!(号泣)
Web小説からKindle本作ってみた。 御原ちかげ @m_ch1ka
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