第4話 前世
私には、前世の記憶がある。
唐突に何だと思う人もいるかもしれないが、本当のことだ。
日本、東京。
折田 絵梨。
それが私の名前だった。
確か、謎の事故死、だった気がする。
絵梨は、星の研究をしている職員で、家は今の私とは真反対の、折田グループの社長令嬢だ。
何だろう、今、振り返るとー……すごく、モヤモヤする。
まぁいいやと思いながら、買い物に出かける。
王都に出ると、それはそれは賑わっていて、間を通るのも難しい。
マーケットは王都の中心なので、ここの列をくぐり抜けなければならない。
どうしよう、私が身長の低いせいか、誰も私のことなんかガン無視だ。
ここで魔法を使ってしまおうか……迷ってしまったのも束の間。
王都での魔法解放は、大聖女しか許されていない。
私の力が、大聖女に勝るなんて、そんなアホみたいなこと考えるほどバカじゃない。
裏道から行くか、そう思った時だった。
「エミリ・オリビア………お前を王城に連行する。」
「へぇ?」
それが、私の役目の始まりだった。
見習い聖女ですが、本当は大聖女だったみたいなので、前世に戻って大聖女の役目を果たします 四月一日 桜🌸 @happyRiN
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