No.■■■ 【そこにある卵】

はすみらいと

【そこにある卵】

 わかっていることは、不透明であり、実在するが、目視不可能であることだ。


 その一切は不明。


○疑問


 目視できないのに果たして、本当にんだろうか?


 誰が見つけたのだろう?


 いったい、それは何の卵だ?


○関係するとおぼしき噂話及び口伝


・曰く、卵が孵化すると所有者には福をもたらす。


・曰く、卵は世界である。ゆえに孵化する時は世界が瞬く間もなく変容するのだ。


・透明人間を産む卵である。


・災いの卵である、孵化するしないは重要ではなく、存在すること自体が災い。


・幽霊の産んだものである。が、不完全ゆえに卵として形をなしたものであり、概念。


・五つ火がもたらしたのは、焦土の地と化した死火の国。そこに死はなく生もない、唯一あったのは卵である。【詳細不明】


・■■にある長者様の家は呪われていた。忌々しい血が流れていたからである。彼の者達は土地神【記録漏れ名称不明】に祈り、そのおかげで子をなした。以降、その地に卵、

生まれ出づる。


・ここに卵がある、貴方には見えますか? 成る程見えぬと? ではないのでございましょう。ええ、在りますが、無いのでしょう。

【──の地にて、有名な寓話】


・神に望まれぬ不具の身


・唄われ月、孵化。地に穢れの御子、忌々しいことこの上なく、化かしのかひ。【出典不明】


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