図書委員と図書室の奥で
まえがき
一月八日はイヤホンの日&コメントまで頂いたら書くしかない!コメントありがとうございます。
◇◇◇
自宅に帰ってきた俺は着替えもせずに、そのまま自室の勉強机を改造した録音ブースに座った。
録音ブースとは言っても防音室などでは無く、お年玉とお小遣いを貯めて揃えた安い吸音材パネルとマイクとパソコンがあるだけ。
だが、ここが俺の城だ。
ゆくゆくは立派な防音室、そしてKU100のようなダミーヘッドマイクを買いたい。そんな夢を持っている。
その為にもボイスを売らなくては。
まだまだ始めたばかりの新人、そのくせ一本あたり五百円という強気の値段設定。
アイドルVTuberのバレンタインボイスと同等の値段だ。
その値段のせいか、内容が悪いせいなのか、なかなか販売数が伸びないでいる。
先月は十本のボイスを出して販売数は百。
手数料等があるにしろ単純計算で五万の売り上げだった。
高校生のバイト代としたらまあまあか。
でも上を目指すには、やはり生の感想が聞きたい。
「よし、始めるか」
最初に録るシチュエーションは既に決めてある。図書委員と図書室の奥でのイチャイチャエロエロだ!
というのも、これには理由がある。
教室で隣の席に座っているのが図書委員の
席が近いからワイヤレスイヤホンが誤ペアリングしてしまったのではないか?という考察から彼女に決めた。
隣の席だから反応も見やすいだろう。
「ふぅ~、こんなものかな」
録り終わった録音データを眺め一息つく。
これを投稿して…いやいや、ダメだろ!?
今投稿したら夜に聞いて終わりかもしれない。投稿するなら朝だ。朝しかない!
明日が楽しみだ!
翌日、学校に着いてからボイスを投稿した。
タイトルは『図書委員の文さんと図書室の奥で○○○(甘甘名前呼びアリ)』とした。
ピンポイントで文さんを狙ったタイトル。
これで売れないなら文さんでは無いのだろう。白確だな。
一時間目、二時間目の授業が終わっても販売数はゼロのまま。これで文さんは違うな。
と思っていた三時間目の後の休み時間、販売数が七となっていたんだ!
文さんが買ったのか?
他に六人もの人が買ってくれた?
全国の文さん、ありがとー!
そうだ!イヤホン、イヤホン。
つ、繋がってる!
『文さん、重そうだから代わりに持ってあげる。これ図書室でいいの?』
聞いてる、聞いてる!
今回は俺様系では無く執事系というかワンコ系で献身的に尽くすタイプにしてみた。
どうだ?名前呼ばれて文さんは反応しているのか?
チラっと隣を見ても無表情。
『ちょっと何処行くの?こんな図書室の奥で何を…えっ?ここで舐めるの?誰か来たらどうする、っぷ、文さん頭掴まないでよ!舐めるから、文さんもう濡れてるんだね♡』
これはどうだ?
隣の文さん?難しい顔をしてるな。
違うのか。
イヤホンからはぴちゃぴちゃっ♡レロレロ♡じゅるじゅる♡と流れ続けているが、文さんの顔は難しいままだった。
昼休み、図書委員の係だと文さんは言い残し、お弁当を持って図書室へと行ってしまった。
俺は急いで昼飯の菓子パンを食べて文さんの後を追ったんだ。何か変な感じがしたんだ。
図書室の受付けに文さんは居なかった。
カウンター越しに文さんのお弁当が見える。
まだ食べていないようだな。
どこに行ったのだろう?
まだお昼休みが始まったばかりだからか他の生徒が居ない図書室を歩いて行く。
居た!
慌てて本棚の影に隠れた!
それもそうだろ?
文さんが居たのは図書室の一番奥、そしてスカートを捲り上げ、ピンクの薄い布の中に手を入れて…
「くふん♡ぁん♡」
あれ、だよな?あれをシているのか?
見てはいけないと思いつつ見てしまうのが男というもの。
ん?
文さんイヤホンを付けているのか?
耳からうどんの様な物がぶら下がっている。
あっ!ボイスか!ボイスを聴きながら…
俺も、俺もイヤホンを付けないと!
これでペアリングしていたら文さんが…
「ペアリングして、無いだと!?」
「誰?誰かいるの?」
ヤバっ、声に出てたか!
こうなったら。
逃げろ!
どうして男の身体はこうなんだ。
バッキバキに変形していて走りづらい。
「
文さんが何か言っていたようだが俺はバランスを取りながら走るのに精一杯で聞こえなかったんだ。
とりあえずトイレに行きたい。
クラスの誰かとペアリングしてしまったイヤホンから俺のエロ同人ボイスが流れてくる~クラスメイトを題材に新作ボイスを録り反応を見て誰だか特定してやる 優香猫 @kaneyu8313
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。クラスの誰かとペアリングしてしまったイヤホンから俺のエロ同人ボイスが流れてくる~クラスメイトを題材に新作ボイスを録り反応を見て誰だか特定してやるの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます