独りぼっちとライオン

凡人には生きる価値がない。凡人のままじゃ生きてる意味がない。そう考えている男子中学生、三葉普の前に現れたのは、レオと名乗るライオンの幽霊だった。
レオは言った。代償を払えばお前の願いを叶えてやる、と。
普は言った。特別な人間になりたい。クラスの皆に、俺の価値を認めさせたい、と。

妖しい契約が交わされ、代償が支払われたとして、凡人は果たして凡人を脱却できるのだろうか？