少年と龍が紡ぐ、優しく切ない昔話
- ★★★ Excellent!!!
干ばつに苦しむ村と、伝説として忘れ去られた「龍の卵」。
本作は、ひとりの少年の素直な行動が、世界と運命を静かに動かしていく物語です。
過酷な自然描写や滝を登る場面の緊張感がしっかり描かれている一方で、物語全体にはどこか昔話のような温もりがあり、読後には、その優しい温もりが胸に残ります。
特に印象的なのは、誰かを救うために選ばなければならなかった“代償”の描き方。派手な演出に頼らず、感情の積み重ねで胸に迫ってきます。
静かで切なく、それでいて希望を感じさせるファンタジーを読みたい方に、ぜひおすすめしたい一作です(๑•̀ㅂ•́)و✧