僕から見ても異次元《レベチ》な十字架《ブラッド・クロス》の両想

傍から見れば異次元《レベチ》な十字架《ブラッド・クロス》の片想』の続編になります！よろしければそちらもぜひ＾＾



もうこれ以上１秒だって生きていたくない。
どうしてみんな止めるんだ。みんなの自己満足でこれ以上苦しめないで。

そう思っていたとき、座り込む僕の隣に腰掛けた青年は言った。

「君を苦しみから救い出せる人を俺は知ってると思う、いや知ってる。」

「その人は君のために命を捨てたんだ。」

（いや心当たりないぞ）

知らなかった、『神』の物語。にわかには信じ難いけれど、『その想い』に触れてしまったら、もう無視することはできなかった。
“そんな存在が本当にいたら”そう思ってしまったから。

「イエス様が十字架にかかって死んだのは、『人類のため』じゃなくて、『君のため』だ。」