第26回 書き出し祭り感想
不二原光菓
第3会場 感想
★ネタバレがあるかもしれません。未読の方はお気を付けください!
3-01 六代進の最後の一日
面白い導入だなあと読んでいたらいきなり終わってしまった!? と思わせて、次の展開が待っている。
さあ、特殊能力をもつ真央がこの謎を解いてくれるのか。
ほかの5人の犠牲者とそれを取り巻く人々は一体どうなるのだろうか。見当もつかないが、面白そう。
3-02 悪夢の魔女の幸いなる箱庭
始まりに魔方陣を書く少女の忙しそうな動きが描写されていて、目の前に動画でストーリーが再生されるような感覚で読んだ。描写が丁寧で世界観に血が通う感じがする。誠実な魔女と騎士の関係はどうなっていくのか、楽しみ。
3-03 あの人と私と特別な時を
いいなあ、素敵なバー。プレリュードフィズを調べてみたところ、カンパリのほろ苦さとカルピスの甘さって書いてあって、カクテル言葉が「真意を知りたい」
きゃ~ロマンチック。女の人にモテている男性が、自分だけに見せる顔って、萌えますよねっ!!! 今後話に出てくる女性の数だけ紆余曲折ありそうだけど、がんばれ主人公。
3-04 我、女王様(20代)に直訴に参る。
タイトルがまず大好き! なんか時代がかっていて格好良い♡
語り口が軽妙で、アンデッドタバコとか、ガジェットが面白い。さて、途方もないことをやり遂げてしまったウィンリード君はこれからどうなるのかーー???
(そういえば現実でも、故エリザベス女王の寝室に男が侵入したことがありましたね。)
3-05 抜筆!文字刀剣(キャラクタソード)!
トレーディングカードゲームとリレー小説の要素を併せ持つ近未来の対戦型物書きゲームBBQって、設定に興味津々! 対戦は言葉もカッコいいし、絵的にもドラマチック。今後黒田と鬼尾はどんな対戦を見せるのか。
3-06 黒妖精のCANCION(カンシオン)
これは面白い。読んでいると、リナレスという南米の国(チリにリナレス県があるけど違うんだろうな)が雰囲気たっぷりに頭の中に出現する。いわくありげな精神病院に残された謎の文字と「言語新作」病、これは絶対続きが読みたいやつ。ぐいぐい引きずり込まれる感覚で読んだ。
3-07 オワタ式ポスアポ世界で生き延びる~物理法則無視建築は今日も最強です~
建築して戦う……といえばフォートナイトを思い出すけど、このゲームもおもしろそう。設定が細かくて、建築の動作の様子も詳しく書かれているので目の前にゲーム画面が浮かぶような気がした。主人公の動きもアクティブに書かれていてカッコいい。
3-08 氷の薔薇と消えた令嬢の幸せな結婚 ~金と権力ですべてをねじ伏せる~
幼馴染を助けるためには、条件を満たさなければならない。でもハードルが高くて……、これは面白い設定! 氷のバラを食べるシーンは痛みが伝わってくるよう。勇気のある主人公がどうやって成り上がっていくのか楽しみだ
3-09 暴走天使の殺戮紀行
古代文明の遺産である破壊兵器、
3-10 高望みアラフォー婚活女性の悲惨な末路
あ~、切ない。やっぱり婚活の場って厳然たる格差が出てしまうのよねーー。でも、彼と彼女はけっこうお似合いじゃないかと、思わず応援してしまった。この出会い実を結ぶのか、それとも……、気になります。
3-11 別式姫、妖を斬る
霧江の物騒な希望がちょっと怖いけど、彼女は理性で自分をコントロールできそうなので、ほっ。姫様のキャラクターが「女房言葉」で、すっ、と頭に入った。それにしても女房言葉とか、別式女とかよく調べてあるなあ。最後のシーンで、キタキターーと思ったら終わってしまった、残念。
3-12 私の波乱ある青春時間
いや~、あらすじで、「あるある風の展開」におわせながら、まったく意外な展開。やられた。冒頭のシーンから引きずり込まれるようにして読まされてしまった。新幹線とか出てくる現代風の舞台なのに、不思議な能力を当たり前とする世界観。これからの展開への期待を感じさせる書き出しだった。
3-13 みらーじゅ☆はーと
サイバーパンクだ! とってもカッコいいし、羅列された言葉も一つ一つがキラキラした宝石の断片のようで、頭の中に画像が次々に浮かんでは消える。こういう表現は好きだなあ。戦い=生きることの世界で、二人の関係がどうなっていくのか気になる。
3-14 明日ゆめの怪異調査録
ショッキングな冒頭から、コミカルな展開に。新太君のキャラクターと主人公がいつもまきこまれてきたというお姉さまは登場していませんが、噂話だけでもすごく魅力的。前途多難に感じられる新太くんですが、案外楽しんでしまうかも……。どうなるんだろう。
3-15 魔王さまみぃつけた
これは設定が面白い! ファンタジーに加えてサスペンスと推理が楽しめそうです。果たして自分がどの役割なのか、そしてどうやって敵にばれずにもう一人の仲間を探していくのか、ラストシーンもハラハラしてとっても後を引きました。誰がどの役割か、知りたいなあ。
3-16 閣下と私のインソムニア
エルフに転生したヴィオラの仕事は身体の不調に悩む人々に治療を施すこと。だが、治療を施しすぎると……この設定が面白かった。彼の治療に成功したのはいいけど、気が付くといきなりこれでどうなるの? 運命の歯車がどうかみ合っていくのか楽しみです。
3-17 聖騎士傭兵パラド
青竜兵団への入団審査から始まる場面は、個々の困惑の表情まで見えるような描写で笑ってしまった。キザなセリフと、それに見合う戦闘能力。かっけー、と思った瞬間にまた別のかっけー♡が出てきて眼福眼福。
3-18 悪霊は消臭だァァァ!!! 除霊専用消臭剤開発までの道
そっちを強化して売り出すかーー! この噂は私も知っていたが、まさかそれを逆手に取るなんて。しかし、本当に除霊できるのか。これから開発と現場での実験を繰り返すこととなると思うんだが、この二人(特に流川)大丈夫か? 楽しみなんですけど。
第26回 書き出し祭り感想 不二原光菓 @HujiwaraMika
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。第26回 書き出し祭り感想の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます