何度も読み返したくなる神秘性
- ★★★ Excellent!!!
美しく残酷で、切なくも清々しい、そんな断片を受け取った感じがします。
白百合の花びらをひたすら食べる…その象徴性が何なのか、定かには示されていません。私が考えたのは…
・語り手は男性で、禁断の一夜を過ごし、それを拭い去るかのように白百合を消した。
・語り手は女性で、ある種のイニシエーションとして白百合を食べた。
などと空想しながら楽しませていただきました。全然違っているかもしれませんが…。また、食べるという行為で自分の身の内に取り込んでいるというところに意味を感じました。
美しい作品をありがとうございました。