「ふざけた罰は、ふざけてくれなかった。」

最初は大学生らしい軽い気持ちで友だちをからかっているだけなのに、車の中に残った小さな足あとや、見えない何かの重さが少しずつ不安を広げていきます。
そして、最後まで“何が起きたのか”をはっきり言わないことで、読んだ人の想像が止まらなくなる。
見えないものの気配だけが残る怖さが、この話のいちばんの魅力だと思いました。

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